押し入れの中の桂樹。


 朝5時半起きで実家へと帰る。車中で本を読もうと思っていたのだが、気がつけば1時間ほど眠り続けていた。


 実家から母親、弟夫婦、姪と甥、義妹の両親とともに車で父の墓まで行く。今日は父の七回忌なのだ。天気もよく、暖かくなってくれてよかった。霊園で親戚と落ち合う。無事法要が終わった。


 霊園から料理屋へ移動。身内だけでのささやかな会を行ない、閉会後親戚の車で最寄りの駅まで送ってもらう。


 帰りの車内でも本を読もうと思ったのだが、30分以上寝てしまう。


 地元の本屋でこれを買う。

 13日発売だったのだが、知らなかった。

のだめカンタービレ(19) (KC KISS)

のだめカンタービレ(19) (KC KISS)


 帰宅して早速「のだめ」を読む。のだめと千秋の関係よりも、サブキャラクターたちへ比重がかかっている。なにも考えることなく楽しく読んだ。


 織田裕二主演の映画「椿三十郎」の公開を控えて書店でもフェアを行っているのを目にするので、本家・黒澤明椿三十郎」を観たくなり、DVDで鑑賞。
 

椿三十郎 [DVD]

椿三十郎 [DVD]


 数ある黒澤作品の中でも好きなもののひとつだから楽しい時間を過ごす。映像の強さ、開始15分ほどのテンポのよさと脚本のよさ。やっぱり傑作だ。
 なんでこれをわざわざリメイクしなければならないのかな。なにもつけくわえるものなどないのに。
 それにしても押し入れから出てくる小林桂樹さんは何度も観ても最高だ。特典映像でのインタビューを聴くと小林さんはまったく映らないシーンでもずうっと押し入れの中に入っていたのだという。


 テレビに切り替えるとリメイク版のCMが流れている。それを観るとオリジナル版に忠実に作ろうとしているのが分かるだけにつらいな。期待は伊藤雄之助がやった家老役を藤田まことさんがやること。その点は楽しみ。