話はないでよ。


今日も昼の仕出し弁当(ハッシュドビーフ)がいつもよりうまいと感じる。しかし、同じ弁当を食べている同僚は誰もそういう感想を口にしない。これは自分の味覚が変わったということなのか。


退勤後、本屋へ。

カバーデザイン変更後あまり買う気の起きない現代新書だが、著者の斎藤さんとは、院生の時に同じ演習を受けていたことがあり、多少の面識もある方(あちらは忘れているだろうが)の本なので懐かしさもあって買ってしまう。
また、ファーストトレーディングの500円DVDから「ニューオリンズ」を購入。昨日ブログ散歩の時にどなかのブログ(「本棚控帖」id:hondanaでした)でこの映画にルイ・アームストロングビリー・ホリデイが出ていると書かれていたのを読んだので。


本屋の雑誌棚の前にいるおじさんの携帯が派手な着信音で鳴る。通話を始めた声が聞こえてくる。
「えっ、なに。ああ、今日はハヤシライスね」

あなたも、今日はハヤシですかとちょっと親近感がわく。

帰宅後、金谷武洋「日本語文法の謎を解く」(ちくま新書)を読む。


電話が鳴る。受話器を取ると久し振りの迷惑勧誘電話。やたらと馴れ馴れしい口調で、「セールスではなく、あなたとこれからのお住まいのことについてお話をしたいのです」などとのたまう。「けっこうです」と電話を切ろうとすると、「何か勘違いをされてませんか?」だってさ。お前がだろうと受話器を置き、すぐにまた鳴る電話の線を差し込みから引っこ抜く。


静寂を取り戻した部屋で、音楽を聴きながらまた読書。


今日の4000番台。

イン・ン・アウト

イン・ン・アウト


ジョー・ヘンダーソンの3枚目のリーダーアルバムが4166番。コルトレーンカルテットからピアノのマッコイとドラムのエルビンを招聘し、コルトレーン何するものぞというヘンダーソンの意気込みを感じる。そんな彼にとってはベテランのドーハムは少々重くなってきているのかもしれない。僕は好きですけどね。