水責め、陽責め。


 今日も5時起きで出張野外仕事。


 雨を予想していたのだが、太陽さえ顔をのぞかせているではないか。幸先がいい。


 しかし、昼前に雨が落ちてきたと思ったら、あっという間に雷をともなった豪雨となる。横浜に大雨洪水警報が発令されたとの知らせが届く。しかし、傘をさしながら野外仕事は続行される。


 午後2時頃には雨はすっかり上がり、今度は西日が強烈に顔や腕を焼きにくる。水をかけられたかと思えば、今度は天日で干物にされ、いろいろあった出張野外仕事は終了。


 帰り道、横浜駅へ向かうバスを途中で降りて東急ハンズへ。仕事で使うものを買いに行ったのだが見つけられず。
 以前、ラーメン好きの同僚にハンズの近くに大勝軒の支店があると聞いていたので探してみる。ちょっとした横道に看板を発見。
 ここは名物のつけ麺をと食券を買い、店員に渡すと「お好みは」と聞かれる。「ありません」と答えると、一瞬店内の空気がピタっと止まったような気がした。僕以外の常連と思われるお客は、「麺固め、タレ濃いめ」などと必ず好みを表明していて、この店ではそれが普通なのだろう。しかし、初めて食べるのに好みも何もないので、ここはこの店のスタンダードを出してもらおうじゃないのと開き直る。
 丼にたっぷり盛られた麺とつけ汁がくる。なるほど、これがつけ麺ブームの火付け役になったつけ麺か。つけ汁がなかなか美味しい。これで650円なら悪くないな。結構好きな味だった。今度来る時には「あつもり、麺固め」で注文しようと決める。


 地元に戻り、本屋へ。

 レジ横で『波』6月号を貰う。


 帰宅してナンシー関「何を根拠に」(角川文庫)読了。体がナンシー節に順応してしまい、もっともっととねだるため、買ってきた「ファイナル・カット」を手に取る。まずはえのきどいちろう解説をチェック。
 彼女が仕事ではなく、純粋に自分の楽しみのために彫っていた「丁稚の一日」や「登山する浩宮様」という消しゴム版画にどうしようもなくナンシー的なるものを感じる。


 今日のBGMはこれ。