雨の朝、朝イチから野外で傘をさしての仕事があった。今日はタフな一日になりそうだ。
朝イチの仕事を終えて職場に着くと、机の上に同僚欠勤の知らせが。彼の分の仕事がこちらへ回ってくる。自分だけではこなしきれないので、3分の1を引き受けて残り3分の2を2人の同僚に協力してもらう手配をする。
期日が迫った仕事があるのだが、周りはあまり動く気配がない。気がつくと上司も退勤している。仕方がないので、パソコンに向い、データを並べ替えたりしながら必要なシートを作成していく。
あと少しというところで突然パソコンが暴走し始める。エクセル上のカーソールが何もしていないのに下がり始めて、マウスで制御できない。どのキーを押してもだめ。マウスを抜いてタッチパネルに切り替えても、メルトダウンのように一気に下へと駆け下りていくカーソールを止めることができないのだ。再起動もできず、強引にシャットダウンするしかなかった。
この4月に新しい機械に替えてもらったばかりなのにこれはどうしたことだろう。どうにか別のパソコンにデータを移し、A4サイズ50枚以上のプリントアウトをして退勤。
帰り道のコンビニで『週刊文春』を買って帰宅。ポストに『彷書月刊』5月号が届いていた。
『週刊文春』はGW特大号ということでいつもの書評欄の代わりに著名人による連休に読むお薦め本のコーナーが載っている。北村薫さんがまず第一に阪田寛夫「うるわしきあさも」(講談社文芸文庫)をあげているのがうれしい。《独特の、柔らかさ(甘さではない)、深さが、わたしは大好きである》と言われているこの本があまり評判になっていないのは寂しい。
『彷書月刊』は河内紀さん特集。鈴木清順、小沢信男、坪内祐三、鶴見俊輔、荒戸源次郎、南伸坊、中山千夏、佐藤信、池内紀、辺見じゅん、高橋徹という豪華な執筆陣。パラパラと眺めただけでも面白そうだ。
連載では南陀楼綾繁さんが前回の続きで往来座の外市を取り上げてくれている。瀬戸さんと向井さんの邂逅から始まったこの新しいイベントに参加できることを素直に喜びたい。