ゆっくりと起きて、まず洗濯をしてから、風呂に入る。今日の入浴落語は古今亭志ん朝「今戸の狐」。
昨日観戦してきた日本対ペルー戦の録画を観る。やはり、俊輔と高原のプレーには余裕があるなと思う。
コンビニで昼食と夕食を買い込んでから、家でのんびりと読書。手にしたのはレイモンド・チャンドラー/村上春樹(訳)「ロング・グッドバイ」。
清水俊二氏の訳で「長いお別れ」を読んだのは大学時代だからもう20年も前になる。そのためほとんど新刊を読むのと同じ思いでページをめくる。
なるほど、適当な間隔をおいてマーロウがコーヒーを飲むシーンが出てくるな。確かにコーヒーが飲みたくなる作品だ。それとマーロウを脅しに来たやくざがやたら彼をつかまえて“はんちく”という言葉を連呼するのが気になった。今や死語といってもいいこの言葉を村上氏はあえて選んでいると思うが、それはどういう意図なのだろうか。まあ、なんとなく感じはわかるのだが。
読みすすめるうちにスコット・フィッツジェラルドを敬愛する流行作家が登場して、まさに春樹ワールドへと、ハードボイルドワンダーランドへと進んでいく。
夕食にはコンビニで買ってきた冷やし中華を食べる。具材としてのっているゆで卵は黄身が完全に固まっておらず、半熟気味。ハードボイルドならぬ、ハーフボイルドですね。
bk1から500円分のギフト券が送られてきていたことを思い出す。今月中が期限なので忘れないうちに使っておくことに。3000円以上で有効なため、この2冊を選ぶ。
藤井本は「<狐>が選んだ入門書」で知って探していたのだが、書店では見つけられなかったので。
イーグルトン本は彼の自伝なのだが、そのうちと思っている間に店頭から見なくなってしまった1冊。院生時代に彼の「文学とは何か」(岩波書店)を読んで以来、気になる学者なのである。
- 作者: 藤井貞和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/02/10
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- 作者: テリー・イーグルトン,滝沢正彦,滝沢みち子,Terry Eagleton
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