午前中は野外仕事。
午後は来客の相手やデスク周りの整理をして過ごし、3時半に退勤。
4時ちょっと前に昨日の病院に到着。昨日の親知らずを抜いた傷口のチェックを受けにきたのだ。また、2時間待たされてもいいように今日は本を2冊携帯してきた。
そのうちの1冊である高島俊男「天下之記者」を読み始めて10分ほどで診察室へ通される。こんなもんです。
「昨日は簡単に終わってよかったですね。あまり腫れていないし、出血も少ないですね。では来週抜糸に来てください」とものの1分程度で終了する。
地元に戻り本屋へ。
- 『考える人』No.24
- 『サライ』4月17日号
前者は“海外の長篇小説ベスト100”、後者は“日本をもう一度元気にする「昭和のお笑い」”という特集。
帰宅して『考える人』掲載の“海外の長篇小説ベスト100”リストを見ると、第1位はガルシア=マルケス「百年の孤独」だった。100位までの作品と、その元となった129人に行ったアンケートが掲載されている。それを見ながら自分のベスト10を思い浮かべてみる。
今日の気分で選んだベスト10は以下の通り。順不同です。
- ガルシア=マルケス「百年の孤独」
- ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」
- ジェイン・オースティン「高慢と偏見」
- エミリー・ブロンテ「嵐が丘」
- A.S.バイアット「抱擁」
- バルザック「ゴリオ爺さん」
- パトリシア・ハイスミス「変身の恐怖」
- シェンキエビッチ「クオ・ワディス」
- ドストエフスキー「罪と罰」
- カフカ「変身」
風呂に入りながら、『サライ』付属のCDを聴く。三木鶏郎「日曜娯楽版」、古川ロッパ「声帯模写」、榎本健一インタビューの3つが入っている。前2者を聴き、エノケンが始まったところで風呂からあがる。
「日曜娯楽版」のテンポのよさと場面転換の速さに驚く。
しばらく前に友人から「今年の目標はなんですか」と聴かれて戸惑ったことがあった。別になにも考えていなかったので。「それではダメですよ」と叱られてしまった。友人の目標は中国語かポルトガル語を習得することだという。すでに数カ国語を会得している語学に秀でる友人と異なり、日本語以外はからっきし話せない僕は、日本語の中の外国語とも言える古典に親しむことを目標に決める。
その第一歩として昨年途中でやめていた。藤井貞和「古典の読み方」(講談社学術文庫)の読書を再開した。
明日は“月の湯古本まつり”なのだが、仕事で行けそうもない。本の方は「伴健人商店」として出品しておりますので、行かれる方は箱を覗いてみてください。様々な方がいろいろな本を出品しているようです。ぜひ、足をお運びください。
行きたいなあ。