よっ、待ってました!

 
 朝からぬらりとした温かさでちょっと気持ちが悪いくらい。


 今日は仕事のリズムが悪いらしく、同僚たちの思惑や動きに自分が同調していけない。こんな日もあるさ。


 夜になって雨風強まり、退勤して外へ出た途端にさしたばかりの傘がおちょこになった。傘を閉じてバスで駅前へ。

 本屋で1冊購入。

いやぁ、やっと出たのですね。もう出ないかと思ってました。それだけに出たということがなんだか奇跡のような気がして買ってしまう。

團十郎切腹事件―中村雅楽探偵全集〈1〉 (創元推理文庫)

團十郎切腹事件―中村雅楽探偵全集〈1〉 (創元推理文庫)


 帰りのバスでは桂米朝「除夜の雪」を聴く。


 帰宅するとポストに『Monthly Takamitsu』128号が届いていた。さっそく封を切って読み始める。今号は2006年度収穫懐古号。落語はやはり、立川志の輔談春立川流が強い。映画は「フラガール」と「父親たちの星条旗」。前者は未見なのでそのうちに。本は僕も読んだ古本系(「古本屋残酷物語」、「早稲田古本屋日録」、「早稲田古本屋街」、「気まぐれ古書店紀行」、「路上派遊書日記」)と落語系(「今夜も落語で眠りたい」)がランクイン。読んでないものの中では如月小春「俳優の領分ー中村伸郎と昭和の劇作家たち」が気になる。
 岡町高弥さんから学んだのはライブでしか味わえないものがあるということ。同様の刺激は坪内祐三さんと南陀楼綾繁さんの文章からも受けている。最近、イベントに足を向けるようになって来たのもその影響なのだが、春以降は仕事の関係で時間がとりにくくなり、フットワークが使えそうなのは今月末までくらいか。いけるうちにいろいろと行っておかねばと思う。 


 ブログ散歩をしていると来月の新刊文庫の情報が出ている。たくさんの情報の中で気になったのはちくま文庫桂米朝「一芸一談」と日経ビジネス人文庫の「桂米朝 私の履歴書」の2冊。米朝本が同じ月に複数出ることに。両方読んでみたい。


 今日買って来た「團十郎切腹事件」から中村雅楽デビュー作「車引殺人事件」を読む。雅楽翁の活躍も謎解きもちょっとあっさりし過ぎている気がするが、歌舞伎舞台の裏側が描かれていて楽しめる。確か昔テレビでこの話を原作にしたドラマを見た記憶あり。中村雅楽は誰が演じていたんだかよく覚えていない。