『文藝春秋』の中の『ノーサイド』。


今日は体調もあり仕事を早く上がる。


本屋へ。
講談社文芸文庫の新刊を探すがまだ並んでいない。加能作次郎「世の中へ/乳の匂い」を読んでみたいのだが、おあずけ。
その代わりこちらを購入。

これは「日刊ゲンダイ」、「ベルダ」、「北海道新聞」などに掲載されたコラムに手を入れたもの。章分けされているが現在日本を取り囲む時事についてのコラム集と言っていいと思う。別に「愛国心」について掘り下げようとした本というわけではないですね。


バスの中で立川談志「らくだ」を聴きながら帰る。くず屋が酔っぱらってらくだの兄貴分と立場が逆転するところまででサゲとなる。


帰宅後、帰り道のコンビニで買った『文藝春秋』2月号から坪内祐三「『非凡の人』菊池寛の新しさ」を読む。この『文藝春秋』創刊85周年を記念して依頼された文章の存在を昨日の東川端さんのブログで知ったのだ。坪内さんが文藝春秋社の採用試験を受けていたのは初耳(もしかしたら忘れているだけかもしれないが)。
つづいて連載の「人声天語」にも目を通す。冒頭に新宿紀伊国屋アドホック側の階段をのぼった2階にあるカレンダー売り場が出てくる。あの壁にところ狭しとカレンダーがぶら下がった光景が目に浮かぶ。しばらく行っていないのでなんだか懐かしい。
その他、「日本の親子100人」や「昭和の美女ベスト50」といった特集が興味深い。でも、よく考えたらこれって同じ文藝春秋で出していた『ノーサイド』の特集のたて方そのものじゃないか。いっそ『文藝春秋』の別冊扱いでいいから『ノーサイド』として写真をたくさん入れて出してほしいものだ。


日垣隆「個人的な愛国心」を読む。近年の時事問題の復習をしながらキレのよい語り口を楽しむ。


風邪薬を飲んで寝る。


今日の4000番台。

ジャッジメント+1(紙ジャケット仕様)

ジャッジメント+1(紙ジャケット仕様)


アンドリュー・ヒルの2枚目のアルバムが4159番。
アノトリオ+ボビー・ハッチャーソンという構成はとても静かな印象。昼間の銀行のロビーで流れていたとしても違和感がない。ジャズとしての盛り上がりには欠けるかもしれないが、落ち着いて読書をしたいときの友として出しゃばることなく寄り添ってくれる気がする。