昼過ぎまで仕事。
一旦家に戻り、昨日段ボール箱2つに詰めておいた外市用の荷物を宅急便で古書往来座に送る。
その後、駅前にとって返す。火曜日に1時間半待たされ時間切れで受診できなかった皮膚科に行く。今度は3時間待ちでも対応できるように、本を2冊持って待合室に行くと、人影がほどんどない。日垣隆「常識はウソだらけ」を読み始めて10分もしないうちに名前を呼ばれる。なんだか拍子抜け。
眼科で処方された軟膏があっけなく否定され、新しい塗り薬2種類と内服薬2種類が処方される。さっきまで定期検診に意味がないなんて内容の本を読んでいただけにいろいろと複雑な心境になったりして。
帰宅後、昨日買った『en-taxi』から坪内祐三「文藝綺譚 第二夜−−パーティー」と立川談志「名跡問答3 馬生を語る」を読む。
前者は野間文芸賞のパーティーに出席しながら、過去の野間文芸賞パーティーに言及した作品の引用をコラージュしつつ、新人賞の受賞者である西村賢太氏にあるイタズラ(?)を仕掛ける自身の姿を描いている。坪内さんがこれほど西村氏を買っているとは思わなかった。「暗渠の宿」を読まなきゃ。
後者を読むと家元が馬生師匠を評価し、好意を持っていたことが伝わってくる。一番よかった噺として「目黒の秋刀魚」をあげていた。これは中野翠さんと同じ選択だ。僕も馬生バージョンの「目黒の秋刀魚」は好きだな。
その後、日垣隆「常識はウソだらけ」を読了。リサイクルに関するまやかしと動物保護や反捕鯨の裏側にある大国のエゴの話を興味深く読む。
- 作者: 日垣隆
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 新書
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今日帰りのバスの中で雪村いづみ「スーパージェネレェーション」から「胸の振子」や「蘇州夜曲」を聴いていたら、アン・サリーバージョンが聴きたくなり、早速iPodの中から探して聴き直す。
その流れで今日の入浴時のBGMは、自分で編集したCD「拾遺集」(http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/20070520)
を聴いた。
何度聴いても「Will You Still Love Me Tomorrow」と
「La La Means I Love You」の2曲は気持ちをぐっとつかまれてしまう。