主語は慎んでください。


職場で室内にいるのになんだか寒く感じる。どうも風邪の初期症状のようだ。気をつけなくては。


職場の前からバスに乗り駅前へ。車中で立川談志「宿屋の富」を聴き始める。
駅ビルの本屋で1冊購入。

  • 高尾慶子「イギリス ウフフの年金生活」(文春文庫)

高尾さんの本は最初の「イギリス人はおかしい」を読んで以来、けっこう気に入って何冊か読んでいる。


家へ向かうバスに乗る。「宿屋の富」は終わり、今度は柳家小三治高砂や」を聴く。


コンビニで夕食と『週刊文春』を買って帰宅。


昨日読了した「『国語』の近代史」に三上章の名前が出て来たので、bk1で金谷武洋「主語を抹殺した男 評伝三上章」(講談社)の書評をチェックしていたら、同じ金谷本の「日本語文法の謎を解く」(ちくま新書)に行き当たる。そういえば以前に買った記憶があるぞと探してみると新書の山から無事発見。bk1の書評を見ると面白そう。次の新書本として採用する。
昔のジャズ喫茶は戒律が厳しく、店内で話をしていると“私語は慎んでください”と書かれた紙を渡されたと聞いたことがあるが、さしずめ三上章や「日本語に主語はいらない」という本を書いた金谷氏にすれば“主語は慎んでください”ということになるのだろうか。


週刊文春』から坪内祐三文庫本を狙え!」に眼を通すと今週は横光利一「欧洲紀行」を取り上げている。この作品を吉田健一氏が絶賛していたことに触れた後、《吉田健一の愛読者には六月二日の記述も見逃せない。》と締めくくる。さっそくチェックしてみなきゃ。


体調を考えて早寝します。



今日の4000番台。

グッド・ムーヴ(紙ジャケット仕様)

グッド・ムーヴ(紙ジャケット仕様)


オルガン奏者フレディ・ローチの3rdアルバムが4158番。
ブルー・ミッチェルハンク・モブレーを加えたクインテットとギター・ドラムからなるトリオ演奏が収録されている。日本版ライナーノートによるとモブレーとオルガンの共演は本作を含めて4つしかないとのこと。その意味では貴重な1枚と言えよう。ただ、このアルバムを聴く分には特に相性がいいということもなさそうだ。いつも以上にくすんだ音色の強いモブレーのテナーはツルツルしたオルガンの音にはうまくノッていかないのかもしれない。