ジャズとドラッグ(ストア)。

仕事を終えてから眼科へ。アレルギーによる眼周辺の腫れは一向に治らないのだが、行く度に「よくなってますね」と言われる。


処方箋を持って隣りの薬屋へ。いつもここにはジャズが流れている。今日はマイルスのミュートプレイを聴く。これってジャズと薬(ドラッグ)はつきものだというシャレかなと思ったりして。


古本屋と新刊書店を数軒流してからバスで帰る。
バスの中では立川談志「芝浜」を聴きながら。芝の浜で朝日を迎えるところやサゲまえの夫婦の会話がとても細かく描かれているのに感心する。まだ30歳になったかならないかの頃の高座である。


帰宅すると今日もまだポストに年賀状が届く。


その中の1枚は恩師の曾根博義先生からであった。曾根先生は最近ある発掘をされ、それについて次号の『サンパン』で書かれるという。これは楽しみ。


安田敏朗「『国語』の近代史」読了。


その後、『考える人』2007年冬号から堀江敏幸「未見坂」を読む。最近この雑誌で不定期連載されているある町を舞台にした連作短篇のひとつ。1冊の本になってからまとめて読むことによって完成するタイプの作品だと思う。まだパズルの1ピースを眺めている印象だ。


今日の4000番台。

ザ・サイドワインダー+1

ザ・サイドワインダー+1


よく知られたリー・モーガンによるジャズロックアルバムが4157番。ジャズロックといってもそれが当てはまるのは冒頭の表題曲のみ。それ以外はけっこう普通のハードパップジャズなんですよね。ジャケットの写真の切り取り方は見るたびにほれぼれする。これ以上でもこれ以下でも何かが失われてしまう気にさせるうまさがある。