夏の昼寝。


出張四日目。

昼休みに使用している会場の使用料を払いにいく。そのついでに近くのペンションで売っているソフトクリームを買って食べながら帰る。
汗をかきながら宿に戻る。ごろりと寝転んでiPod古今亭志ん朝酢豆腐」を聴きながら昼寝。この噺は、夏に直射日光を浴びながら汗をびっしりとかいて寝ている仲間を起こすところから始まる。夏の昼寝にはもってこいのBGMだ。


泊まっている宿舎に有名スポーツ選手が来ていると知り、周囲に動揺が走る。
夕食のバイキングの会場に行くと普通に食事をしているのを目撃。
一瞬、誰がサインを求めにいくのかという無言のせめぎ合いが起こる。
その3分後にはサインを求める行列とフラッシュの光が食堂に輝いていた。