38番末次。


出張最終日。

朝、4時半に起床。5時過ぎには宿を出て早朝の仕事をこなす。

その後、遅めの朝食を。
朝の食堂にも有名スポーツ選手の姿が。やはり、どことなく他の客とは異なる雰囲気を醸し出しているのを感じる。


その後、宿を引き払い、バスに乗って横浜へ。このバスの運転手がやたらと飛ばすのがちょっと怖い。朝が早かったこともあり、車中はずうっと寝ていた。


午後4時半に横浜着。風があって思っていたより暑くないので助かる。西口の地下街で古本市をやっているのだが、大きな荷物を抱えてうろうろするわけにも行かず、電車に乗って帰宅。


留守にしていた部屋に入ると、溜まっていた熱気が一挙に襲ってくる。換気と冷房で対応し、なんとか一息つく。


コンビニへ夕食を買いに行ったついでに、『週刊文春』もかごに入れる。
やはり、高島俊男「お言葉ですが」の連載は終わるようだ。残念。
坪内祐三「文庫本を狙え」は、伊藤整「鳴海仙吉」(岩波文庫)を取り上げている。名前だけは昔から知っているこの作品が、「ユリシーズ」を思わせるような《アバンギャルドな構成》を持った作品だとは知らなかった。要チェックだな。


今日の4000番台。

カプチン・スイング

カプチン・スイング


マクリーンがバードではなく、ブルー・ミッチェルと2管を組んで作ったアルバムが4038番。リズムセクションは、ウォルター・ビショップ・ジュニアにチェンバーズとテイラーの3人。面白いことに3曲目がこのピアノトリオの演奏となっていてリーダーのマクリーンは参加していない。アイラ・ギトラーのライナーノートを読むと、リーダー作を持たないビショップを思いやったマクリーンが粋なはからいで吹き込ませたものらしい。この時はまだ「スピーク・ロウ」は出ていなかったのか。
38番と言えば、川上〜長島監督時代の巨人の5番打者・末次選手を思い出す。派手さはないが、味わいのあるバッティングをする選手だった。他の選手の打球を眼に受ける事故さえなければ、もっと活躍できたのにと思うと残念だ。
このアルバムも比較的地味なメンバーが頭でっかちにならない愛すべき演奏を展開している。その意味で末次的かもしれない。ドラムのテイラーが元気いっぱいですがすがしい。