人生とは不思議なものですね。

今日は雑誌を3冊。

  • 『WiLL』4月号
  • 『ガーリー』vol.05
  • 『TITLE』4月号

『WiLL』は、いつものように日垣隆氏と向井さんの文章に目を通す。日垣氏の「どっからでもかかって来い!」では、3月に出るちくま新書「売文生活」の話が。この本のもとになったのは氏のメールマガジンに連載されていた「原稿料の研究」で、毎回これを楽しみにメルマガを読んでいた。不定期連載であったため、本の形でまとめて読めるのが楽しみ。読みながら「売文生活」とあるべきところに「文筆生活」とある誤植を発見。大丈夫か『WiLL』。
向井さんの「早稲田古本劇場」はいつものように愉快なお客さんたちの姿が活写されている。
『WiLL』の表紙から写真が消える。その代わり“従軍慰安婦”、“朝日新聞”、“売国”の文字が。上記のお2人の連載がなければ絶対に買わない雑誌へとどんどん進んでいっている。本当に大丈夫なのか『WiLL』。

『ガーリー』は初めて買う雑誌だ。特集が“捨てられない雑誌たち”。さまざまな雑誌が紹介されているため、見ているだけで楽しい。この雑誌にこんな特集があったのかとか、『ブルータス』の本屋や雑誌の特集は大半持っているななどと思いながらページをめくる。他人の雑誌をネタにして雑誌を1冊作るというのは編集者としてどんな気分がするものなのだろうか。

『TITLE』も特集(“グッドデザインであそぼう!”)に惹かれて購入。洒落たデザインの品物カタログとして見る。その中でクリエーターに東急ハンズの材料を使ってデザインしたものを作らせるというコーナーがあり、これが面白かった。特にアトリエ・ワンの『メディア・ポッド』と名付けられた、椅子を円形に囲む形にデザインされた本棚が傑作。この中に座って日がな1日読書に明け暮れたならと想像するだけで頬が緩んでしまう。ただし、製作費用が14万余り、製作日数が1週間とくれば、僕に作れるものではない。もちろん置く場所もない。

古書現世の向井さんより、注文メールの返事が。注文した3冊のうち1冊のみが当たり。1勝2敗の成績だ。

この本が当たり。以前から評判をいろいろな人が書いているので気になっていた本。届くのが楽しみ。
外れたのは以下の2冊

この2冊が今回の目録で人気本であったことを「店番日記」で知る。やはり、自分の欲しい本は人も欲しいのだということを改めて実感する。

デイリースムースを読むと、林哲夫さんがこの日記で洲之内徹「しゃれのめす」の発売を知ったと書いている。洲之内さんの存在を教えてもらった林さんに逆にお知らせする立場になろうとは。人生とは不思議なものですね。
林さん、古本すむーす堂から「芸術新潮」の洲之内徹特集号を買ったのが私です。