朝から出張。平塚へ。
雨の予報もあったので傘を持って行ったのだが、雨よけより日よけとして活躍することになる。それでも予想外の紫外線で腕は真っ赤に染まってしまう。
日焼けを残して仕事が終わる。駅前のブックオフに寄り道。今日の携帯本が北尾トロ「ぶらぶらヂンヂン古書の旅」(文春文庫)であるため、古本屋に寄らずには帰れないのだ。
- 作者: 北尾トロ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
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- 「私の履歴書 女流作家 円地文子 瀬戸内寂聴 佐藤愛子 田辺聖子」(日経ビジネス人文庫)
- 開高健編「友よ、さらば 弔辞大全1」(新潮文庫)
- 開高健編「神とともに行け 弔辞大全2」(新潮文庫)
- 吉田健一「英語と英国と英国人」(講談社文芸文庫)
- フォークナー「アブサロム、アブサロム 上」(講談社文芸文庫)
- フォークナー「アブサロム、アブサロム 下」(講談社文芸文庫)
- 大竹昭子「随時見学可」(みすず書房)
- 作者: 大竹昭子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/04/18
- メディア: 単行本
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すべて105円。平塚まで日焼けしに来たかいがあった。「随時見学可」はこの4月に出たばかり。先日「毎日新聞」の読書欄で堀江敏幸氏が書評を書いていて気になっていた本。
南口の餃子の王将横から跨線橋を渡って久しぶりに萬葉堂書店へ。店は開いていたのだが、以前にあった店頭均一台はなく、高齢の店主の姿もない。息子さんかと思われる年配の男性が帳場に座っていた。棚に並ぶ本に変わりはないのだが、店内が整理されており、以前にあったなめしたような古本屋のアウラが少し薄まった感じを受ける。それは以前と比べるからで、ここがもし初めて入った店であったら素直に「いい店だ」と思うに違いないのだが。
文庫の棚から2冊。
前者は前から欲しいと思っていたもの。後者は坪内祐三「文庫本玉手箱」(文藝春秋)で〈私の大好きな明治本の一冊〉と書かれていたのを読んで欲しくなったもの。
帰りの電車内は体操着を着た中学生で煮えたぎるようであったため、iPodのアニタ・オデイ「COOL HEAT」で耳をふさぎながら「ぶらぶらヂンヂン古書の旅」を読む。アニタのアルバムは小西康陽「マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。」(学研)とジョイントしてCD化された1枚。絶好調のアニタが聴ける。
- アーティスト: アニタ・オデイ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/04/22
- メディア: CD
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帰宅して、シャワーで汗を流し(日焼けした腕に温水がしみる)、古今亭志ん朝「舟徳」をDVDで観る。昨日のように観たいテレビ番組もないし。
昨夜は「鬼平犯科帳スペシャル」をじっくり観てしまった。レギュラーシリーズ後のスペシャルとしては一番いい出来だったように思う。なにより役者がいい。雨引の文五郎役の國村隼、舟形の宗平役の伊藤四朗、もちろん吉右衛門は言うことなし。デジタル感を抑えた陰影のある画面もよかったし、脚本も悪くない。苦手な長門裕之の相模の彦十が出ていないのもうれしいしね。できれば伊藤四朗の彦十でお願いします。
ちょっと演出にやりすぎな個所もあったけど、全体としてはまんぞく、まんぞく。毎週水曜の夜9時前にジプシー・キングス「インスピレイション」を聴く喜びがよみがえった。
今夜の夕食は、とろろそばにオクラと海草と大根の千切りをぶち込んだものと、先日あるイベントのプレゼント交換で貰ったこけし屋の瓶詰ピクルス。夏の夜に冷えたピクルスの酸味がうれしい。