角川にッのなし。


 昨日の夜に机の上にどさっと置かれた校正原稿の束をひーひー言いながら約束の時間までに何とか見終える。


 ふうっと一息ついていると、別の校正原稿の締め切りも今日だと分り、印刷屋の人を待たせながらこれまたひいこら言いながら赤を入れ終わる。


 退勤後、本屋2軒と古本屋2軒を回り、なにも買わずにTSUTAYAへ。

 CD4枚で1,000円セール中とのことなので持っていないジャズのアルバムを4枚借りる。

アート

アート

ボディ・アンド・ソウル

ボディ・アンド・ソウル

アニタ・オデイ・スウィングス・コール・ポーター・プラス・ロジャース&ハート

アニタ・オデイ・スウィングス・コール・ポーター・プラス・ロジャース&ハート

懐かしのストックホルム(紙)

懐かしのストックホルム(紙)


 帰宅して、借りてきたアルバムを聴きながらヘミングウェイ「移動祝祭日」(新潮文庫)を読了。同じ高見浩さんの訳で出ている新潮文庫ヘミングウェイ短篇集を読みたくなる(部屋のどこかにあるはずなのだ)が、当初の予定通り明日からの携帯本はフィツジェラルド「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(角川文庫)にする。


 「移動祝祭日」に登場するのはフィッツジェラルドだが、「ベンジャミン・バトン」ではフィツジェラルドになっている。促音のッが新潮にはあるが、角川にはない。村上春樹訳「グレート・ギャッツビー」ではどうだったろうか。