M-2系ブログの憂鬱。


 ここ数日かかりきりであった仕事がなんとか仕上がる。一緒にやっていた若い同僚が「はぁ」なんてため息をついているので「どうしたの?」と聞くと、「僕、オジサンなんで疲れるんですよ」という答え。いや、あなた、僕より20歳も若いんだから、そういうこと言わないでよ。それじゃ、こっちはシーラカンスになってしまう。
 そうか、もうこの職場に就職してから20年も経ったのか。いまさらながらその事実にガッカリするような気分になる。


 退勤後、本屋へ。
 今月下旬に同じ部署の仲間たちと1泊2日の沖縄旅行に行くことになっているため、沖縄本を探してみる。初めての沖縄なのだから、観光だけでなく読書でも楽しみたいのだ。
 とりあえず、この2冊を見つけた。


 地元サブカル系古本屋にも立ち寄る。ちくま文庫の棚を見ていたら竹中労琉球共和国」を発見。この本なら家にある。この機会に読んでみるか。
 今日は野村萬斎版「鞍馬天狗」の日なので新書棚からこれを。

 延べ181人を斬った鞍馬天狗がなぜ人を切るのかを追った本とのこと。鞍馬天狗シリーズ作品一覧と映画化一覧がついていて便利だ。


 帰宅後、「文学鶴亀」を50ページほど読む。「現代の荷風、花柳小説を書く」などを読むと武藤康史さんのコラムニストとしての腕の確かさと幅の広さを感じ、もっと書いて欲しいし、もっと本を出して欲しい人だなとつくづく思う。とりあえず、「韋駄天漫筆」を途中まで読んだ。


 TVで「鞍馬天狗」の最終回を観る。大阪城で追い詰められて籠城した鞍馬天狗が脱出する顛末はオイオイと突っ込みたくなる展開であったが、緒方直人演じる近藤勇は段々よくなってきた感じ。原作もまだ残っているので、今後もシリーズ化してやって欲しい。それにしても拳銃をぶっ放す狂言師野村萬斎が観られて満足、満足。


 続いて「鹿男あをによし」を流しながら、ブログ散歩。

 「daily−sumus」(http://sumus.exblog.jp/)で紹介されている『spin03』の“佐野繁次郎装幀図録”がかっこいい。もちろん、中身も興味津々だ。ただ、アクセスなきあとどこで買うかが問題だが。


 「アメトーク」で“世界のナベアツ”の企画“M-2芸人”というのをやっていた。M-2とは業界用語らしく「35歳から49歳まで」を指す言葉らしい。だとすれば、この日記はM-2系ブログといえようか。