先の長い話。


3日連続出張の最終日。


本日は小田原へ。新横浜から新幹線で。
雨に煙っていた横浜と違い、小田原は薄日がさしていた。


午後1時過ぎに仕事が終わる。思っていたより早く体が空いたので、帰りは東海道線の各駅に乗った。


藤沢で途中下車。
久し振りに聖智文庫へ。
表の店頭均一台から充実している。100円台には田中小実昌「ポロポロ」の単行本があり、200円棚には背焼けしているものの庄野潤三の単行本が4、5冊並んでいた。
店内に入って本棚をじっくり2周も見てしまう。
やはりこの店に来たら絶版中公文庫だろう。未所持の1冊を選ぶ。

やはりここにはもっと通わなければと思いを強くする。


マクドナルドで遅めの昼食をとった後、その近くにあった古本屋で仕事関係の本を1冊買ってから、また東海道線に乗る。


車中で「陰摩羅鬼の瑕」を読む。京極堂林羅山の重要性について語る場面からこちらも俄然乗ってくる。やっぱり、こういう蘊蓄語りがこのシリーズの肝でしょう。


地元に戻り、駅周辺で買い物をしていたのだが、この3日間の疲れがズシンと身体に乗ってくる。早目に切り上げてバスで帰る。車内で目をつぶって鬼平犯科帳「血闘」(朗読:古今亭志ん朝)を聴いているうちに下車するバス停を過ぎて終点まで行ってしまう。ひと区間分歩いて戻る。


帰宅後、1時間ほど横になる。すこし頭が軽くなった。
食後、「陰摩羅鬼の瑕」の続きを読む。この数日で読んでやろうと思っていたのだが、630ページがやっと。これで全体の半分なのだから先の長い話だ。


早稲田青空古本市の目録注文メールを出す。


今日の4000番台

オン・ザ・スパー・オブ・ザ・モーメント

オン・ザ・スパー・オブ・ザ・モーメント


ホレス・パーラントリオ+タレンタイン兄弟による4074番。トミーとスタンリーの2人が織りなすメロディーラインはさすが兄弟と思わせる滑らかで自然な融合を見せる。その心地よさを楽しむ。


【購入できる新刊数=6】