アニエスS.


台風のような雨の中を出勤。


昼から台風を思わせる風雨の中を出張する。
時間に余裕があるので横浜そごうに寄って買物。
先日電池切れかと思った腕時計がじつは故障しており、その修理&メンテナンスに2万円(!)ほどかかると言われ、新しいものを買おうとこのところ出張帰りなどにヨドバシカメラなどで物色していたのだがどうしても気に入るものが見つからない。
今日もそうご内のLoFTで探していると故障したアニエスb.と同型のブラックタイプを発見し、これに決める。どうも他のものはデザイン先行でしっくりこないのだ。これはシンプルで飽きのこないデザインでいい。


時間調整にそごう内のブルーマウンテンクラブとかいう喫茶コーナーに入りブルマンとパンプキンのプチケーキ。
本日の携帯本である川本三郎「銀幕の東京 映画でよみがえる昭和」(中公新書)を読む。目次から観たことのある映画の章を拾って目を通す。「洲崎パラダイス」、「銀座化粧」、「銀座二十四帖」を読んだ。


大雨洪水警報発令中の中を服を濡らして出張場所に到着する。会議と称しながら参加費等を徴収されてあっという間にお開き。なんだよ。


とはいえ、これで本日の仕事を終了となる。ちょっと風邪気味で頭も痛いので本屋に寄ってから早々に帰宅。


本屋で。

  • ダヴィンチ』11月号
  • 『東京人』11月号

ダヴィンチ』には別冊として『asta*』という冊子がついている。これはポプラ社との共同企画で来月以降はどうやらポプラ社のPR誌として書店配布か定期購読で入手可能となるらしい。目次を見ると角田光代さんと三浦しをんさんの対談や永江朗氏による田口久美子さんへのインタビューも収録されている。
『東京人』は“上海”特集。黒岩比佐子さんがブログ「 古書の森 by Hisako」で触れられていたように山口淑子×藤原作弥対談に付された“上海時代の李香蘭”の写真にしばし目を奪われる。また、黒岩さんによる「新宿御苑一〇〇周年 市民のオアシスになった皇室のお庭。」という文章が掲載されている。御苑では皇室用のバナナが栽培され、御用達のゴルフコースもあったらしい。


家で向井透史「早稲田古本屋街」(未來社)を読む。『未来』掲載分を楽しんで再読し、書き下ろし分を興味深く味読しつつ読了。
前著「早稲田古本屋日録」(右文書院)同様、向井さんの本は“古書現世”でも“向井透史”でもなく、“早稲田古本屋”という枠組みを持った物語を描いている。前著では“早稲田青空古本祭”がクローズアップされていたが、今回では“BIGBOX古書感謝市”が後半に収録された座談会でのメインテーマとなっている。“早稲田”の古本屋として生きる向井さんの矜持が伝わる1冊だ。


今日買ってきたアニエスb.の腕時計の説明書を出してみると“セイコーウォッチ株式会社”と書いてある。
なんだかガッカリしたような、ホッとしたような変な気分。

今日の4000番台。

リーピン・アンド・ローピン

リーピン・アンド・ローピン


ソニー・クラークの最終アルバムが4091番。トミー・タレンタイン&チャーリー・ラウズの地味なフロント陣を擁したマイナームード溢れるクインテッド演奏もいいのだが、どうしても2曲目のみのアイク・ケベックのワンホーンによるカルテット演奏が心に残る。4人による演奏のはずなのになぜかそこにはケベックとクラークしかいないように思えてしまう。この後、時を置かずにこの世を去ることになる2人だけの世界を聴く。


読了1。
【購入できる新刊数=4】