体調も良くなってきたので、仕事帰りにしばらく回っていない地元の古本屋を歩いてみる。
1軒目で1冊。
2軒目の百均台から3冊と店内の棚から2冊。
- 高橋英夫「京都で、本さがし」(講談社)
- 胡正則・長岡義幸「物語のある本屋」(アルメディア)
- 福田和也「超・偉人伝」(新潮文庫)
- 椎名誠(選)「素敵な活字中毒者」(集英社文庫)
- 高橋輝次(編著)「古本漁りの魅惑」(東京書籍)
「古本漁りの魅惑」は表紙が林哲夫さんの絵。漱石のオリジナル単行本が4冊並んでいる姿が描かれている。「三四郎・それから・門」の合冊よりも「行人」の方が読み込まれているというところに持ち主の嗜好がうかがわれて面白い。
「素敵な活字中毒者」は、いくつかのブログでとりあげられていた書物に関する文章のアンソロジー。探していたのだが、灯台下暗し。地元にあった。
3軒目の百均台から1冊。
- 青木正美「古本屋四十年」(福武文庫)
ちくま文庫の「古本屋五十年」を持っているのだが、100円なので買っておく。奥付を見ると4刷。ちくま文庫版は何刷まで行くのだろう。10年前とは状況が違うのだろうが、こういう本が増刷されるような社会であってほしいものだ。
新刊書店で『WiLL』6月号。いつものごとく日垣隆さんと向井透史さんの文章に目を通す。
「どっからでもかかって来い!」は日垣さんVSみずほ銀行。みずほは僕のメインバンクであるので、興味津々。今回は、金融監督庁からの通達のでっち上げを行員に白状させたところで次回に続く。日常がまるで冒険活劇。
「早稲田古本劇場」は、鎧兜をかぶったスーツの男が登場。こちらも日常の世界とは思えませんね。そして向井さんの飼い猫ノラが忘れ物の亀と戦うおまけ付き。