クイクイおじさんをウォッチング〜。


 今朝も5時半に起きて、先輩の様子をうかがいながらシャワーを浴びる。


 今日もいい天気だ。いい天気過ぎて暑いくらい。


 午前中は野外で仕事。昼食をとってから出張先を出発する。このところの寝不足と気疲れからバスの中ですこし居眠り。


 夕方、職場に到着。多少の事後処理をしてから退勤。


 本屋へ。幾つかのブログでとりあげられていたこの雑誌を買う。


 “都電荒川線”特集。それになんと言ってもP50の古書往来座の紹介記事だ。往来座を境に街の雰囲気が変わるという指摘はなるほどその通りだと思う。


 バスに乗って帰る。隣りの席のおじさんの手が動いているのが視野の端にチラチラして目をやると、エドはるみの“グ〜”のカタチで親指を立てた手をクイクイと左右に振っている。別にイヤホンもしていないのでリズムを取っているわけでもなさそうだ。気にしないようにしようと思いながらも、どうしてもそのクイクイが視野から離れない。


 帰宅して、クリーニング屋へワイシャツを出しに行き、Tシャツなどは洗濯機で洗う。洗濯が終わるまで『散歩の達人』を読む。ああ、五月晴れの一日、荒川線に乗って三ノ輪橋から早稲田までの旅に出たいものだ。町屋で降りて、塀沿いに段ボール箱を並べただけと言う「町屋の森の本屋」という古本屋で本を買い、それを読みながら王子駅まで行き、「ブックス王子」で本ではなく、ボローニャのデニッシュを買い、それをかじりながら鬼子母神駅近くの「肉の日高」でとんかつライス弁当を買って昼食をとり、旅猫雑貨店や古書往来座を覗いた後に終点早稲田まで。あとは古本屋街を散策しながら古書現世へという一日は想像するだに悪くない。


 洗濯ものを干してから、田中眞澄「ふるほん行脚」の続きを読む。残念ながら荒川線沿線のふるほん行脚は出てこない。