チャイナタウンのアニタ・オデイ。

 仕事を終えて横浜中華街へ向かう。


 今夜は仕事がらみの送別会が行われるのだ。車中の友は「ダブリナーズ」。本は面白いのだが寝不足に勝てず本を床に落としてしまいその音で目が覚める。


 平日の小雨そぼ降る中華街はそんなに人も出ていない。集合時間まで少し余裕があるので、華正楼で月餅を買い、実家に送る。


 今日の会場は初めて入る上海料理の店。店の内装もけっこう凝っていて雰囲気もいい。料理もうまい。茶碗蒸しの上にふかひれのスープをかけたものが印象に残る。


 途中トイレに立つ。トイレにBGMが流れているのだが、それがアニタ・オデイスキャット。映画「真夏の夜のジャズ」で観ることのできるあのスキャットなのだが、曲名やアルバム名は聞き覚えがない。


 会がお開きになってエレベーターに乗ると天井からまたもやアニタスキャット。さっきと同じ曲だ。これは偶然、それともこの店のテーマソグなのかな。


 地元に戻り、本屋をのぞいてから帰宅。


 せっかくなのでアニタを聴く。

アニタ・オデイ・シングズ・ザ・ウィナーズ+7

アニタ・オデイ・シングズ・ザ・ウィナーズ+7



 昨日の追記。


 昨晩『spin』05号から北村知之「エエジャナイカ4 私は完璧であったことはありませんが、私は現実なのです」を読んだ。堪能する。一読、北村さんに自宅にある山田稔訳のロジェ・グルニエチェーホフの感じ」(みすず書房)を送ってあげたくなる。そう思うのはまさに文章の力である。


 追記終わり。


 明日は仕事が休みのため、4日(土)に行われる“月の湯古本まつり”に出品する本を往来座に持って行くつもり。そしてその足で武藤良子さんの個展(http://d.hatena.ne.jp/mr1016/20090331)にも足を延ばす予定。