目が覚めると10時半。寝られる喜び。
2時過ぎまでぐだぐだしてから天気もいいので散歩に行く。坂を下り坂を上りそしてまた坂を下るとそこにはブックオフが。
- 高橋和巳「人間にとって」(新潮文庫)
- 柳家小三治「柳家小三治の落語1」(小学館文庫)
- 高見順「<新装版>敗戦日記」(文春文庫)
- 岩佐陽一「70年代カルトTV図鑑」(文春文庫PLUS)
- 開高健「巷の美食家」(グルメ文庫)
- 佐藤良明・柴田元幸編「ロックピープル101」(新書館)
- 寺田博「ちゃんばら回想」(朝日新聞社)
これらなどを105円棚から。
行き帰りiPodで三遊亭円楽「唐茄子屋政談」を聴きながら歩く。正直円楽落語には苦手意識が働いてしまう。それほど似ているわけではないのだが、その姿や声に父親がダブるのだ。息子として父親に感じる抵抗感が発動してしまうからかもしれない。
帰宅後、読書に没頭する。
水村美苗「日本語が亡びるとき」読了。筆者が考える「日本語が亡びる」ということの意味を正確に理解できたかはおぼつかないが、日本語で小説を書くというこれまでその意味を考えることのなかった問題を意識させられる刺激的な本だった。
ネットで池澤夏樹氏の毎日新聞書評と鴻巣友季子さんの朝日新聞書評をチェック。ブログ等では批判的な意見を多く見るがこの二つは好意的な評価。どちらにしても文芸評論がこれほどの注目を浴びるのは久しぶりではないか。
その後、町山智浩「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」(文藝春秋)の残りを読み切る。ブッシュ政権のとんでもなさとアメリカという国の病の深さを知る。アニメ「シンプソンズ」の反骨精神に拍手を送りたい。CCレモンを愛飲している自分を褒めてあげようかと思う。