風が冷たく感じる。野外仕事も風を通さないウエアが必要になる季節になった。
室内に戻るが、給湯室の火は落ち、熱いお湯もないありさま。仕方なく、自販機(職場のものはまだホットが入っていない)で買ったコールドのミルクティをカップに移して電子レンジでチンする。レンジ内でカップがくるくると回っている間、レンジ前の椅子に腰掛け新聞を読みながら待っていると、給湯室に入ってきた同僚の女性が僕には一瞥もくれずに椅子の隣りにあるシュレッダーに紙を数枚流し込み、紙を砕く音の消える前に音もなく出て行く。
レンジから取り出したカップのミルクティは唇を火傷するくらい熱かった。
夜9時に退勤。本屋へ。
- 『編集会議』12月号
- 『エスクァイア』12月号
『編集会議』を買うのはこれが最後だろう。次号からは僕の読みたい文章は載らなくなるから。
『エスクァイア』は特集が“文学は世界を旅する”。先週から気になっていたのだが、やっぱり買ってしまう。
帰宅後、買ってきた雑誌をぱらぱら。前者で紹介されている吉祥寺のバサラブックスに興味が湧く。今度行ってみなければ。
後者は青山南訳ケルアック「オン・ザ・ロード」を追想する旅やブルース・チャトウィンの肖像を描いたページが面白そう。“作家が選ぶ旅の本155”も興味深いが、堀江敏幸さんのセレクトは、「えっ、そう来るの」という感じ。
明日からは外市が始まります。“伴健人商店”の本は無事届いているだろうか。
なんとか雨にならず、盛況であってほしいと思う。