朝4時半起き。朝食&シャワーの後、休日出張の野外仕事へ。
思っていたよりも寒い。昼過ぎになって薄日が差してきてやっと温かくなった。
とりあえず、雨にならずによかったなと今頃はお客さんで賑わっているだろう往来座の外市を思う。
仕事を終えてバスに乗り、横浜駅へ。桂吉朝「七段目」を聴きながら。
- 『Lmagazine』12月号
特集は“ガイコクジンに学ぶ、京都のお寺観光。”だ。ついこの間行ったばかりなのだが、すでに懐かしいような気持ちを抱く。
帰りの電車内は携帯本の竹内洋「大学という病」を読みながら。
地元駅前のつけ麺屋で夕食をとってからコンビニで携帯用充電器を購入。明日の休日出張は電波状況の悪い山間の地のため、すぐにバッテリーが干上がってしまうのでその対策用として。
帰宅後、『Lmagazine』に目を通す。「本棚通信」欄で四条河原町にブックファーストができていたことを知る。開店の6日後にその前を通っていたのにまったく気づかなかったよ。
「天声善語」は、最近クレインという出版社から作品集が出た佐藤泰志という作家について。この人が芥川賞候補に5度もなっていること知る。来週の月曜日に神保町へ行く予定なので、書肆アクセスで「佐藤泰志作品集」を手に入れたいものだ。
テレビをつけるとNHKで服部良一トリビュート番組をやっていて、「蘇州夜曲」の歌い手としてアン・サリー嬢が登場する。突然の出来事に、録画することさえできず。ピアノとのこぎりを弓でひく伴奏にあわせて歌うアン嬢を堪能する。やはりこの声は不世出のものだな。
ただ司会の上沼恵美子さんの顔が映画「バットマン」のジャック・ニコルソン演じるジョーカーにしか見えないのは僕だけだろうか。
【今日の洲之内徹】
- 月ヶ丘軍人墓地(二)(「人魚を見た人」)
画家の入江さん、画商の前田さんと戦争にまつわる話をする洲之内さん。マルクス主義者を経て戦争を体験した自分と、最初から戦争というもののまっただ中に投げ込まれた2人との戦争観の違いなどを語っている。
名古屋へ携帯していった保田与重郎「日本の橋」で知ったある橋の擬宝珠に刻まれた銘文が、洲之内さんが偶然のように立ち寄った橋のものであることが分かる。その「日本の橋」を忘れて帰った洲之内さんのもとに軍人墓地で拾われたその本が帰ってくる。