June bright。

 出張先から夜8時過ぎに戻る。


 地元の本屋で文庫1冊を買ってから帰宅。

  • 加藤節雄「大人のロンドン散歩」(河出文庫

大人のロンドン散歩 ---在英40年だから知っている魅力の街角 (河出文庫)

大人のロンドン散歩 ---在英40年だから知っている魅力の街角 (河出文庫)


 今月の河出文庫の新刊の1冊。知らない著者の本だがロンドン本となればチェックしておく。ロンドンで日本人向けの新聞を発行している著者が在英40年の経験を生かして書いたロンドン案内で、文庫書き下ろしとくれば持っておくにしくはない。5月の文庫新刊案内ではタイトルは分かってもここまでの詳細は実物を見ないとわからない。これも本屋をのぞく楽しみだ。



 ネットで6月の文庫新刊情報をチェック。来月どんな本が出るのか、どの本を買おうかと楽しみに見ているこの時間くらい楽しい時間はそうはない。


 文学者の家族による回想と、作品の元になった日記の文庫化。こういった文学者の周縁をめぐる本が文庫で読めるのはありがたい。




 岩波書店から出た単行本の文庫化。最近荒川本の文庫化が加速中。詩という読者の少ない文学を広い読者に解放しようというエッセイ集だ。文庫で再読したい。




 月遅れになっていたこの2冊は6月に出るのか。今度こそ本当に出てほしい。頼むよ角川文庫。





 このてのアンソロジーは何が入っているか手に取るまで楽しみが募る(上の2冊は親本が出ているので調べれば分かるんだけどね)。






 河出文庫久生十蘭への入れ込みは気持ちがいい。






 故意か偶然か「トム・ソーヤの冒険」が違う訳者で2冊同月発売だ。柴田訳はもちろん「モンキー・ビジネス」終刊号に載っていたものだろう。




 横山“クレイジーケンバンド”剣による自伝的エッセイ集の文庫化。横浜に住むものとしても興味深い1冊。




 ちくま文庫でジェイン・オースチンの長編小説個人全訳を成し遂げた中野氏のジェインについて本ならば買わずばなるまい。ただ、この本が中野氏の著書なのか訳書なのかがこれだけでは不明。



 ちくま文庫の新刊には心惹かれるものが今回も多い。例えば、斎藤氏の書評集。単行本は買いのがしているので文庫でゲットをもくろんでいる。
 落語本の筆者として評判の高い松本氏の本なのだが、これは別題名の単行本の文庫化なのか、ちくまプリマー新書本の文庫化なのか、それとも文庫オリジナルなの分からず。実物を手に取るのが待ち遠しい。


 さすが中公文庫、渋い本を出しますね。うれしくなります。




 来月に向けて気分が明るくウキウキしてきたところで寝ます。おやすみなさい。