改装と回送。


 昨日、今日と2日連続で野外仕事。


 昨日は真夏を思わせる陽射しにジリジリと肌を焼かれながら仕事をした。確かに陽射しは強く、気温も4月としては高いが、それにしても汗が出過ぎやしないかと訝しく思っていたら、着ていたアンダーシャツがヒートテックだった。出がけに、今日は暑いからシルキードライを着ていこうと手に取ったものがヒートテックだったらしい。そりゃ暑いはずだよ。



 今日はそんな間違いを起こさぬように事前に着用物を確認した上で出勤する。暑さをおそれていたのだが、1日薄曇りで気温も20度程度で落ち着いており、特に問題なし。



 夕方無事仕事を終え、電車を途中下車して知人のパン屋に寄ろうとするが月曜定休をすっかり忘れていた。


 折角の途中下車なのでみゆきブックスへ。

  • 都筑道夫「黄色い部屋はいかに改装されたか? 増補版」(フリースタイル)


黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版

黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版


 フリースタイル社のHPには以前からずうっと刊行予定になっていたこの本がやっと出版されて手に入った(この本の他にも刊行予定となっていてまだ未刊のものに関川夏央「虎の縞は洗っても落ちない」がある)。
 同社の都筑本である「都筑道夫ポケミス全解説」や「都筑道夫の読ホリデイ」と同じ早川書房ポケミス調の造本である。親本は晶文社。その晶文社装幀を受け継いだようにフリースタイル本の装釘を受け持つのは平野甲賀氏。これもフリースタイルの魅力だ。



都筑道夫 ポケミス全解説

都筑道夫 ポケミス全解説

都筑道夫の読ホリデイ 上巻

都筑道夫の読ホリデイ 上巻

都筑道夫の読ホリデイ 下巻

都筑道夫の読ホリデイ 下巻



 早めに地元に戻り、床屋でもと思ったが床屋も月曜定休ではないか。仕方ない、家に帰ろうと帰宅。


 洗濯機を回しながら、「黄色い部屋はいかに改装されたか?」をパラパラ。晶文社の親本に関係のある推理小説関係の文章をプラスした増補版。「安吾流探偵術」なんていう文章が収録されているのはうれしいね。




 他にもこんな本を手に取る。


目ざめて腕時計をみると

目ざめて腕時計をみると



 堀江氏の写真集。プロデュースが片岡義男氏で発行元がビームスというのもオシャレな堀江氏らしいな。すべてモノクロ写真で、やはりフランスの景物が多い。簡単に言えば、この本の写真は嫌いじゃない。ショーウィンドウに並んだ瓶詰の写真なんかはプロデューサーの片岡氏に近いものを感じる。カメラマン・片岡義男も好きなのでどこか通じるところがあるのかもしれない。ただ、片岡氏が撮ると日本の風景なのにどこかアメリカっぽくなってしまうところはまた違う個性で楽しい。


 このところ堀江本も刊行ラッシュで、坪内本と同じくらいフォローに忙しい。これはうれしい悲鳴だけど。


 坪内本を2冊連続で読んでいるので、次は堀江本の「回送電車」シリーズ最新刊を読みたい。