ごぶ・ゆるね。


 例年のようにぼやぼやしているうちに大晦日


 駆け込みで年賀状を書き上げた。


 これから蕎麦を食べてから実家へ向かう。


 携帯本は、読みかけのジェィン・オースティン「マンスフィールド・パーク」(ちくま文庫)と中野翠「ごきげんタコ手帖」(毎日新聞社)の2冊。

ごきげん タコ手帖

ごきげん タコ手帖


 中野さんの本は年末恒例の『サンデー毎日』の連載をまとめた1冊。これを読まないと年が越せない感じ。



 今年は公私ともにいろいろあり、本もあまり読めなかった。相変わらず、買うペースは落ちていないのだが。ひたすら積ん読本が言葉通り部屋に積み上がっていくばかり。


 とりあえず、来年は読書量を増やすことを目標としよう。


 数日前に『Coyote』最新号を買った。この号で休刊となることを知った。特集によって買ったり買わなかったりしていたので、大声で言う資格はないのだが、好きな雑誌だった。次号予告で季刊への変更をうたいながらその後すぐに休刊がきまる。出版界の厳しさが伝わる話だ。

Coyote No.46 特集:ホンマタカシのたのしいポートレイト写真

Coyote No.46 特集:ホンマタカシのたのしいポートレイト写真

 この日記を続けているのは、好きな本や雑誌の話をすることが楽しいからだ。そして、同じ本好きの人たちとどこかで繋がれる喜びもある。いつまでも、次にどの本や雑誌を買おうかと考える幸せなひと時が続くように願うだけだ。そのためにも、許される範囲で本や雑誌を買い続けないとね。ああ、また積ん読が増えるなあ。


 先日、ブックオフの105円棚で見つけたという安藤鶴夫「ごぶ・ゆるね」(旺文社文庫)を友人からもらった。ご存知の通り、「ごぶ・ゆるね」は「ごぶさた、ゆるしてね」の略称。いろいろあった友人が感謝と謝罪の意味を込めてくれたのだろうと思う。


 今年は日記もあまり更新できなかった。それでも何人かの人に更新楽しみしていますという言葉をかけてもらい、素直にうれしかった。そんな方たちには“ごぶ・ゆるね”と謝りたい。


 来年は、今年よりもっと更新するつもり。


 本年もご覧いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。