LED GO!


 仕事帰りに初めてLED電球を買った。数日前から洗面所の電球が切れていた。数ヶ月前に100円ショップで買った電球だった。隣のトイレやこれまた隣の浴室の電球(これは家電量販店で買ったやつ)はもっと古くから使っているのに一番新しく取り替えたものが一番最初に切れた。やっぱり安物はダメなのかもしれないと思い、ここはいっそLED電球に変えるチャンスかもしれないと考えたのだ。


 小さいサイズもあったのだが、どうも物足りなく感じてしまい通常の電球に近い大きさの“電球色”のものを選ぶ。


 本屋にも寄る。

埴輪の馬 (講談社文芸文庫)

埴輪の馬 (講談社文芸文庫)

 復刊されたのを知って気になっていた1冊。小沼丹木山捷平講談社文芸文庫の顔ともいえる作家なのだが、やはり放っておくといつの間にか絶版になってしまうので、目についた時に手に入れておかないといけない。

地獄篇三部作 (光文社文庫)

地獄篇三部作 (光文社文庫)

 林哲夫さんのカバー画でおなじみの光文社文庫大西巨人作品の1冊。戦後すぐの執筆ながら当時の作家をパロディにした記述により『近代文学』から掲載を断られ未発表となっていた第一部「笑熱地獄」を含むことで注目された作品。この手のモノは好きなので忘れないうちにこれも買っておく。



 帰宅してノラ・ジョーンズの新譜を聴く。新譜といってもこれまでに彼女がゲスト参加した他のミュージシャンのアルバムなどからセレクトしたデュエット集。知らないミュージシャンも多いのだが、レイ・チャールズ、ウィリー・ネルソン、ハービー・ハンコックといった名前を聞くとやっぱり聴いてみたくなる。

ノラ・ジョーンズの自由時間

ノラ・ジョーンズの自由時間


 12月の文庫新刊案内を見ているといろいろ気になる本がある。

 また、小沼丹講談社文芸文庫の新刊として出るうれしさ。今日の「埴輪の馬」購入はその余波とも言える。

 ちくま文庫で「下町小僧」や「日本フォーク私的大全」を読んで以来、なぎら健壱さんの文章は信用できると確信した。全部を読んだわけではないが、この人の本にハズレはないと思う。


 発売前だがすでに買う心の準備は整っている。