過冷なるギャツビー。


 昨日の夜は出身地である埼玉県まで行き、駅前のおでん屋で小学校時代の恩師を囲んで同級生数人が集まった会に参加する。同窓会ではなく、同窓会を開くための相談会である。


 幹事長役の同級生が作ってくれたクラス名簿を見ると、この2年で2人が故人となっていた。10年前のクラス会では元気だったのにと思うが、こればかりはどうしようもない。集まった恩師や同級生がはち切れんばかりに元気なだけにそのコントラストがまた際立つのだ。


 実家には寄らずに零時過ぎに帰宅。



 今朝は谷啓さんの訃報に接する。まず、小林信彦氏がどのような追悼文を書くのだろうかが気になる。僕の好きなあのエピソードはまた出てくるだろうか。


 昼過ぎに家を出て歩いてブックオフへ。105円棚で小林信彦「日本の喜劇人」(新潮文庫)を見つける。谷啓追悼の日にこの本があればやはり買ってしまう。

日本の喜劇人 (新潮文庫)

日本の喜劇人 (新潮文庫)

 その他こんな本をかごに入れる。

 暑い昼下がりにひと山越えて帰ってくるので、Tシャツを汗でぐっしょり濡らして帰宅。ギャツビーのボディペーパー(アイスタイプ)で汗を拭い、ヒンヤリを楽しむ。これを使った後にクーラーの風を浴びるとちょっと肌に痛いくらいの冷感がある。やみつきになりますよ、これ。


 夜、机仕事をしていると実家の母親から電話。昨日面倒くさがって寄らずに帰ったのがバレたかと思ったが、そうではなかった。もっと深刻な話だった。忙しさと思うところあって正月以来実家に帰ってなかったのだが、やはりどこかこの結果を予想していたために逃げ腰になったいたのだと思う。1時間以上かけて家族数人と話す。ここまで来たらもう逃げている場合ではない。正面から向き合って行こう。そのために必要な本を数冊アマゾンで注文する。これから実家に行く機会も多くなるはずなので移動の車中で読むことになるだろうな。


 このところ公私ともにトラブルが続いている。幾つかは大過なく過ぎてくれたが、そうはいかないものも幾つかある。


 今夜は買ったばかりの「桂小金治名演集1」を聴きながら寝ることにしよう。

桂小金治名演集 1 粗忽の使者、蛇眼草、饅頭怖い、大工調べ

桂小金治名演集 1 粗忽の使者、蛇眼草、饅頭怖い、大工調べ