つけねらうつけ麺屋。

 なにやら年度始めの慌ただしさの中でばたばたと日々を送っている。


 仕事帰りにつけ麺屋に寄る。ここの店は券売機の横に店員が立ち、僕が“つけ麺”のボタンを押すや否や、「つけ麺で〜す」と大声で厨房に告げ、続いて“大盛り”のボタンを押すと「大盛りで〜す」と付け加える。さして混んでいる訳でもないのだから、券をカウンターに置くまでのちょっとした時間くらい待ってくれてもいいのにと思う。何を押すか横からじっと見られているというのは気持ちのよいものではないよ。


 帰りのバスは昨日買った『新潮』5月号付録朗読CD「そこ、溝あんで」(町田康)をiPodで聴く。最近のこの雑誌は充実している。



 帰宅して、先日届いていたのだが忙しさに取り紛れて封を切っていなかった『Monthly Takamitsu』150号に目を通す。先日やっと購読料の切手を送ることができたので気持ちも軽く読むことができるようになった。読み始めて間もなく「晩鮭亭日常」という文字列が目に飛び込んできて驚く。過褒に恐縮する。気を取り直して先を読んでいくと、春風亭百栄三遊亭白鳥柳家三三瀧川鯉昇立川志の輔小松政夫イッセー尾形伊東四朗三宅裕司と言った面々のライブレポートが続々と。この充実度はいったいなんだろう。うらやましがる前に圧倒されてしまうな。最後は消え行く東京厚生年金会館での立川談春「たちきり」で終わる。厚生年金会館には一度だけさだまさしコンサートを聴きにいったことがある。談春師匠とさださんは友人だからこれもなにかの縁かもしれない。吉川潮「コント馬鹿」(芸文社)か、チェックしてみよう。

コント馬鹿 小説「ゆ~とぴあ」ホープ

コント馬鹿 小説「ゆ~とぴあ」ホープ

 コンビニで買ってきた『週刊文春』に目を通す。「文庫本を狙え!」は最相葉月星新一 一〇〇一話をつくった人」(新潮文庫)。ちょうど今の携帯本であるので興味深く読んだ。〈下巻の三百五十頁から三百五十一頁にかけて〉何が書かれているのか、現在上巻を読んでいるものには気になるところだ。


 昨夜、イラストレーターの武藤良子さんからお願いしていたものが届いた。予想以上の種類があり、驚く。さあ、これらをどう組み合わせるかは僕のセンスが問われてくる。うれしいような怖いような楽しい気分。


 武藤さんと言えば、彼女がカバーや本文扉のイラストを描いているこの本も昨日買った。いいね。

([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)

([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)