昨日は昼過ぎまで野外仕事をしてみちくさ市へ。
雨が降らなければいいななどと言っていたが、とんでもない。太陽がぎらぎら照りつけるなんとも暑い晴天となった。
直射日光が当たる側の店主さんたちは大変そう。商店街の中華料理屋「風味亭」で腹ごしらえをしてから店を流す。
- 川崎長太郎・上林暁・澁川驍編「宇野浩二回想」(中央公論社)
- 佐藤春夫「小説永井荷風伝 他三篇」(岩波文庫)
- 中島梓「ベストセラーの構造」(ちくま文庫)
- ブッツァーティ「神を見た犬」(光文社古典新訳文庫)
- Haruki Murakami「Pinball,1973」(講談社英語文庫)
- 佐伯一麦「ショート・サーキット」(講談社文芸文庫)
- 江藤淳「文学と私・戦後と私」(新潮文庫)
- 鴻巣友季子「孕むことば」(マガジンハウス)
はじめの2冊は塩山さんの嫌記箱から、次の2冊はとみちきさん、村上春樹「1973年のピンボール」の英訳はコウノちゃん、佐伯本は北方人さん、江藤本は紅屋さんの100円均一、鴻巣本は岡崎武志堂で購入。岡崎さんの古本おみくじを初めて引いたが、「吉」ではなく「エロ」だった。山田詠美を読まなければいけないそうだ。
日蔭に陣取っていた岡崎さんと紅屋さんの店に長逗留。途中岡崎武志堂の留守番もするが1冊も売れず。同じ留守番でもノンちゃんのようにはいかない。紅屋さんから素敵なお誘いと『Sanpo magazine』第3号をもらう。
最近、外市やみちくさ市に姿を見せる“はにかみ高校生”の話題が出ているところに、明らかに周囲と異なる空気感をもった若者が向こうからゆっくりと歩いてくる。彼がそうに違いないと確信する。これが正解。彼の存在を確認できたことだけでもみちくさ市に来たかいがあった。これはもう実際に見てもらうしかないのだが、その動き、雰囲気は余人の及ばぬ特別な何かを感じさせてくれる。見ているだけでなんとも言えない充足感が胸に迫ってくる。周囲が勝手に盛り上がってしまいご当人には迷惑な話だと思うが、彼の前途に幸あれと祈りたい。
夕暮れ時になり、みちくさ市も終了となる。撤収の手伝いをしてから打ち上げに参加。ひさしぶりに世界の山ちゃん。なぜが「1Q84」の話題で盛り上がる。
11時前に早退して帰る。携帯本の堀井憲一郎「落語論」を読みながら。
今日は野外仕事を同僚に任せて、一日自宅で持ち帰りの仕事をコツコツと。外へ出たのは夕方コンビニに買出しにでただけ。もう20年使っているクーラーが時々プシューと言って止まってしまう。なんとかだましだまし一日過ごしたが、これからの夏の日々が不安だ。