音羽もの。


 雨かと思っていたら午前中は日がさして暑くなり、午後になると急にシャワーのような雨。仕事を終えて外に出るとまだ小雨が残っていた。


 本屋へ。

落語論 (講談社現代新書)

落語論 (講談社現代新書)

 堀井さんの落語本となれば迷わず買う。講談社現代新書2000点突破を記念して太い帯を巻いた新刊が9冊出ていた。2000点突破を祝してあと2冊ほど買った。切りのいい10冊ではないのは誰かの1冊が間に合わず落としたのかもしれない。そんな風に思うのは「落語論」のあとがきで5月27日から書き始めて6月30日までに間に合わないと落ちると編集者に言われたと書いているから。そう言いながら7月7日にあとがきを書いているとも書かれているんだから締切というものの奥深さを思う。その本が同じ月の20日発売で書店に並んでいるんだね。


 古本屋をのぞいてからもう1件の新刊書店へ寄ると平台にこれが。

へうげもの(9) (モーニング KC)

へうげもの(9) (モーニング KC)

 前巻から読み始めたという“はんちく”な読者なのだが、千利休のその後への興味と本のカバーデザインがジャズのブルーノートレーベルへのオマージュとなっているのが気に入ったのとですぐレジへ。



 今日も豪さんのポッドを聴きながら帰宅し、早速「へうげもの」9巻を読む。千利休強すぎる。


 その後、『週刊文春』から坪内祐三文庫本を狙え!」を読むと小沼丹「村のエトランジェ」(講談社文芸文庫)が俎上にあがっている。大学時代の坪内さんは村上春樹風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」とともに小沼作品を愛読していたという。なんともらしい話。


 気がつけば今日は講談社の本ばかりだな。もともと音羽にある学校に通っていたので講談社とはなにか縁があるのかもしれない。