命の親を断つ。


 昨夜、日記を書き終えてアップしようとしたら、なぜか画面に反映されず、あれこれいじっているうちにネットの闇に消えて行ってしまった。


 新に書きなおす気力もないので今日の日記で簡単に振り返ると、朝、枕元に積んでいた本が崩れてまぶたの上から右目を直撃し、その痛みで目覚める。仕事を終えて眼科にアレルギーの目薬をもらいに行ったら、右目が少し傷ついていると言われた。月曜からちょっとした願掛けで米断ちをしているので、カレ―ライスが食べたかったが、カレーつけ麺ですます。CDショップで11年ぶりに復活したジャズピアニスト大西順子の新譜「楽興の時」を買う。その沈黙が気になっていた人なのでうれしい。家に帰って坪内祐三「文庫本玉手箱」の続きを読む。

楽興の時

楽興の時


 今日は、夜8時まで仕事をしてから退勤。


 本屋へ。まだこれを買っていなかった。

ku:nel (クウネル) 2009年 09月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2009年 09月号 [雑誌]

 その足でサブカル系古本屋へ。


 この絶版文庫が200円なら買いだ。前にも書いたがこの文庫の親本は編集工房ノア。解説が杉山平一さんというのもその出自を明かしている感じ。谷崎潤一郎梶井基次郎武田麟太郎織田作之助西鶴、蕪村、秋成、大岡昇平、藤澤桓夫、小野十三郎足立巻一庄野英二といった人々のポルトレ集だ。「大阪学」シリーズの文庫はブックオフでもよく見かけるが、この文学編だけはめったに見ない。見つけたらダブりでも買ってしまう。


 無料餃子券の中華料理屋で五目つけ麺と無料餃子。サービスライスは米断ち中のため頼まず。志ん生「火焔太鼓」のマクラで浅草の見世物小屋で「さあ、見て行かないかい、“命の親”だよ」と呼び込みが声を掛けるので入ってみるとそこにはどんぶりに盛られた飯があったという話を聞き、同じ断つなら命の親をたった方が願が成就するのではないかと思ったのだが、結果やいかに。


 帰りのバスは「豪さんのポッド」を聴きながら。


 帰宅して『ku:nel』をパラパラ。いつものことだがこの雑誌は食べ物を美味そうに撮る。例えば、P52とP101に出てくるこんがり焼いたトーストの魅力的なこと。食べてぇなあ。米が食えないのでいっそうそう思う。