B型の死角。

 初夏のような日。


 夕方まで野外で仕事。仕事着からスーツ姿に着替えて退勤。


 本屋へ。文春文庫の新刊が出ていた。

 小林本は「本音を申せば」シリーズの1冊。2005年連載分である。天野本は放送禁止になった映像264作品を取り上げてその理由を説明したもの。テレビドラマ、アニメ、映画などジャンルも広い。ぺらぺら見ていたら「加山雄三ブラック・ジャック」が出てきた。そうだこんな番組があったっけ。もう若くなくなった若大将が実写版ブラック・ジャックを演じたのだ。著者も言っているが原作とのイメージのギャップに見る気をなくしてしまい、数話しか見なかったと思う。この本によるとナレーションは田中邦衛だという。もう一度見てみたい気がする。


 これまでないないと思っていた小林信彦「B型の品格」をこの店で発見する。血液型本の特設コーナーに面陳されてるではないか。やられた。先日書いた配本がこれまでより少ないのではというのは誤解かもしれませんね。すみません。


 レジ横で『本が好き!』6月号をもらう。夕食を取りに入った無料餃子の中華料理屋で読む。南陀楼綾繁「本町通りを歩こう」は“ブックマークナゴヤ”。僕は日帰りでスムースイベントしか見ていないので、一箱古本市他の賑わいは知らず。ずいぶん盛り上がったようだ。ただ、めでたしめでたしでは終わらせず、今後に期待するある書店店長の厳しい言葉が記されている。


 帰宅して、湯船につかりながら笑福亭松鶴「らくだ」を聴く。時折、その関西弁が聞き取れないところがあるが、それがなんだか味になっている。


 明日は久しぶりに休める日曜であるが、今月から来月にかけて土日は大抵仕事が入っている。そのため、今月末の外市はどちらか半日くらい顔を出せるかどうか、仙台は行けず、シークレットトークショーも聞くことができない。