具と貝。


 家を出ると猛烈な風。1分もしないうちに風にあおられて傘の骨が折れる。その後も面白いくらいポキポキと折れ、傘としての体をなさなくなってしまう。雨に濡れ放題となり、たまらずコンビニに駆け込み新しい傘を買ってなんとか職場にたどりつく。



 今朝もなんとか上司から書類にハンコをもらう。


 とりあえず今週は乗り切った。ホッと一息である。それでも小さいことで思い通りに行かないことがちょこちょとと出てきて嫌になる。「小さいことは気にするな。それ、わかちこわかちこ」と自分に言い聞かせてみたところで、性格がそう簡単に変わるわけではないよね。


 仕事の滞り具合と自分の頭の混乱具合を具現化するように机回りが乱雑を極めている。なんとかすっきりさせたいものだと思いつつ退勤。そんな気分で本屋を流していたら、これを手にしていた。

机

 床屋によってから帰宅。


 先日買っておいた『文藝春秋』から高島俊男「あぁ、漢字検定のアホらしさ」を読む。高島さんの言っていることはいちいち納得がいく。漢字だけを対象にしていればどうしても実用性に乏しいクイズじみたものになってしまうのだろう。もっと実用性の高い日本語検定のようなものになっていかないと一時的なブームで終わってしまうのではないかな。


 今夜はこれを聴く。ハープやハープシコードをバックに歌うペギー・リー。面白いのは英訳された李白杜甫の詩を朗読していること。

貝がら

貝がら