ポトス・ポッド・ポスト。


 職場で2時間ほどその場にただいなければならないという仕事があり、そこに備え付けの『文藝春秋』を手に取る。芥川賞受賞作掲載号だ。


 選評に目を通してから(選考委員ってこんなにたくさんいたんだ)、津村記久子「ポトスライムの舟」を読む。読み終えた感想は、この間読んだ受賞第一作の方が僕には面白かったなというもの。とりあえず、ポトスライムという観葉植物がどんなものだかわからない。まだ津村さんという作者をつかめていない。そのため他の作品も読んでみたくなった。


 職場のラーメン好きの同僚から神保町に面白くておいしいラーメン屋ができたと聞く。今度あの街に行く時に寄ってみよう。


 暖かかった昼間が嘘のように夜に職場を出ると冷たい風が吹きつけてきた。


 本屋へ。


 特集が“なにしろラジオ好きなもので。”というラジオ特集。ラジオが好きでよく聞くから買ったのではなく、ラジオをほとんど聞かないので、ラジオについて知りたいために買う。


 うどん屋でうどんを食べてから帰る。帰りのバスはポッドキャストのお台場寄席で漫才のWモアモアを聴く。


 帰宅するとポストに先日古書現世の目録「逍遥」での4打数1安打という結果を受けて、小玉武「『洋酒天国』とその時代」(筑摩書房)が届いていた。これは新刊で出た時に買い逃していたもの。