翻訳界のフロスト。

 今日は朝から寒くない。歩いて職場へ行く。15分も歩くとだんだん体が温まってきて20分を過ぎるころからちょっと湯にでも浸かっているような高揚感に包まれる。


 25分地点にあるコンビニで朝食を買う。パックの350ml牛乳とレモンウォーターとジューシーホットドック。「温めますか?」という誘いを断って5分後に着いた職場のレンジで加熱する。先ほどの牛乳とインスタントコーヒーでアツアツのホットドックを頬張る。


 夜8時近くまで野外仕事。今夜は全然寒くない。たぶんこれが今年最後の冷えない夜だろうと思う。


 9時過ぎに退勤して本屋へ。


 ここ数日雑誌棚の前で気になっていたこれを買ってしまう。

Coyote No.33 特集:冒険へのレッスン

Coyote No.33 特集:冒険へのレッスン


 特集冒険へのレッスン。古川日出男福岡伸一山口智子編集の綴じ込み付録小冊子「冒険文学全集」も赤井稚佳さんのイラスト付きでそそる。初っ端が古川日出男さん推奨の大竹伸朗「UK77」。自分の行ったことのない1977年のロンドンを感じたくて僕も持っているためなんだかうれしい。

UK77

UK77


 それにしても、柴田元幸さんは働きすぎじゃないか。今号にも連載の柴田元幸翻訳叢書バーナード・マラマッド「ユダヤ鳥」だけでなく、マーク・トウェインハックルベリー・フィンの冒険」(1章と15章の抄訳)も載せている。すごいね。
 ふとフロスト警部を思い出す。