願わくは文庫の上にて秋死なん。


 朝4時半起きで、出張へ。


 同僚の車で高速を走る。


 出張場所での仕事を終わり、その近くにあると聞いた古本屋へ。通路を床から平積みの本が半分ふさいでいるこれぞ古本屋という店。わが愛する肌色文庫を購入。100円から350円まで。

 帰りも高速を飛ばして同僚自宅近くのJRの駅で降ろしてもらう。その駅の近くにブックオフを発見。気疲れする出張あがりなだけに素通りできん。

 地下鉄に乗り換えて携帯本の広瀬正「ツィス」読了。一度ついた火はなかなか消えず、途中下車して地元のブックオフにも寄る。


 「本当にうまい朝めしの素」は石田千さんもおススメの1冊。僕にとっても5本の指に入る食味エッセイだ。まだ読んだことのない人はぜひ。


 105円棚を流していると文庫の背が上を向いている棚の上にあおむけで死んでいるカナブンが。本好きのカナブンなら文庫の背の上で命を終えるのは本望だっただろうな。