餃子の往生際。


 夕方会議が終わってから、原稿読みの仕事。手書きの原稿をこんなに根を詰めて読んだのは久しぶり。夜9時にギブアップして退勤。


 本屋へ。


 仕事の本を1冊手に取ったもののそれだけでは気がおさまらず、前から買おうと思っていたこれを付け加える。

 買った本を持って無料餃子券の中華料理屋へ。無料餃子サービスの期限を9月30日までと赤線で強調しているあの店である。


 
 夏野菜つけ麺と無料餃子の夕食をとって会計を済ますといつもと文字の色が違う無料餃子券をくれる。店を出てからまじまじと見ると、「期限 平成21年3月31日」と印刷されているではないか。やっぱり、やめられなかったんだ。いや、ホントは無料サービスやめる気なんか最初からないんだろうな。まるで離婚する気はないくせに「女房とはすぐ別れるからさ」と言いながら部下のOLとの関係を続ける中年課長のような店だ。まあ、餃子もおいしくて無料サービスは大歓迎なのだから文句を言う必要なないのだが。



 帰りのバスで桂枝雀「宿屋仇」を聴く。


 帰宅するとポストに『出版ダイジェスト 白水社の本棚』が入っていた。さっと目を通すと石田千「店じまい」の紹介が。これもチェックしなくていけない本だ。