夜の洗濯物。


 本日遅番。8時に起きて洗濯機でバスタオルと掛け布団がわりのタオルケットを洗う。こういう大きなものを干すのに最適な陽光が窓から差し込んでいる。


 朝のニュースショーで書店の万引き被害について特集を組んでいた。どうもジュンク堂らしく見える都内の大型書店で監視員が万引き犯を捕まえるシーンなどを流していた。本を売買できる新古書店の存在が万引きを助長しているというような解説もあった。しかし、鞄に何冊も本を詰めてブックオフあたりに売ったところで一体いくらになるというのだろう。リスクを背負ってやるほどのことではないと思うし、またこういう行為が本屋をつぶしていくという現状を考えると腹立たしい。



 洗濯物を干して家を出る。


 駅ビルでマツタケおこわと根菜の煮物を買って職場へ。



 バタバタと忙しく仕事を終えて夜8時過ぎに退勤。


 同僚と歩きながら駅へ向かう。駅の近くに新しくターリーズコーヒーができたことを知る。場所がちょっと隠れ家的な位置にあるのがいい。今度寄ってみよう。


 本屋へ。


 仕事の本を数冊買って、『本が好き!』と『asta*』をもらう。


 帰りのバスではお台場寄席からダウンロードした古今亭志ん五「孝行糖」を聴く。


 帰宅してすぐに洗濯物を取り込む。夜9時すぎて取り込む洗濯物は、昼間の乾燥の記憶をとどめながらも表面におちた湿度が微妙な悔恨を感じさせる。


 『asta*』から市川慎子さんのインタビューを読む。「おんな作家読本 [明治生まれ篇]」の著者紹介の電車で読書をしている写真の別テイクが載っている。笑顔がいいですね。市川さんが林芙美子の文章を褒めているのが印象深い。吉屋信子「自伝的女流文壇史」もストレートで思わず笑ってしまうとも。積読状態なので読んでみようかな。