スイカと年表。

 今日も野外仕事。曇りの予報だったが、日も差して気温も上がる。額に汗して働くと言うが、こんな日に野外にいれば、いやでも額に汗をたっぷりかくことになる。


 昼食を食べに職場近くの蕎麦屋に入る。カレーセットを食べていると店のおばちゃんが「これ、富山のスイカです。どうぞ。」とスイカをサービスしてくれる。富山のスイカは甘くてうまかった。



 シャワー室がふさがっていたので、職場に置いてあった『ちくま』8月号を読みながら順番待ち。武藤康史「『国語辞典年表』を書いて」(http://www.chikumashobo.co.jp/pr_chikuma/0808/080804.jsp)に目を通す。


 これはちくま学芸文庫で出た武藤康史「国語辞典の名語釈」についての文章だ。武藤さんによれば、文庫化にあたって巻末に「国語辞典年表」をつけたとのこと。そこには国語辞典の出版年だけではなく、その影響関係や辞書について言及している小説や文章にまで触れているとのこと。もともと三省堂からでた単行本を持っているのだが、誤植が多く文庫で訂正されたとも聞いていたので文庫で買いなおそうかと思っていたところにこの話ではもう買わないわけにはいかなくなった。


 と言うわけでシャワーを浴びて退勤後、本屋で。

国語辞典の名語釈 (ちくま学芸文庫)

国語辞典の名語釈 (ちくま学芸文庫)



 帰宅後、早速「国語辞典年表」をチェック。


 夜10時25分から教育テレビで「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 永井荷風『お一人さま』の天才」を見る。第1回は坪内祐三さんが案内役。荷風を模してコウモリ傘を持って銀座の町を歩き、市川の大黒屋でカツ丼を食べる。カツ丼におしんこと日本酒がついた“荷風セット”なるものがあることを知る。