朝、5時半に起床し、部屋を抜け出して風呂へ。昨晩、入れなかったので、初めての温泉。露天風呂もあるのだが、花粉を考えると外へ出る気にはなれない。
部屋へ戻って着替えをすませ朝食を食べに行く。欲張って置かれているパン4種類とブルーベリージャム、野菜、スクランブルエッグ、ウインナー、ヨーグルトを選ぶ。ヨーグルトに甘みが薄いので余ったブルベーリージャムをまぜるとブルーベリーヨーグルトに。
7時半には鞄を持ってロビーへ。業者と落ち合い、チェックアウトしていく同僚を名簿でチェック。昨日日帰り予定の人がそのまま泊まった事実を知る。ドタキャンとドタ泊について業者とドガチャガドガチャガした結果、なんとか解決する。
10時半になっても一部屋だけ鍵がかえってこない。業者が見に行くとゲームコーナーでゲームに興じているとのこと。早速ゲームコーナーへ行って鍵をゲット。頼むからチェックアウトしてから遊んでね。
全員の出発を確認してやっとこの週末の仕事が終わる。業者と別れて駅までシャトルバスに乗り、駅からは新幹線で。寝不足と気づかれで本を読む気力もでないため、iPodで落語を聴く。柳家小三治「宿屋の仇討」を選ぶ。これから通過する小田原が重要な場所として出てくる噺なので。
自分ではない自分を演じてきたようなこの3日間のストレスを発散するため地元駅の手前で下車し、ブックオフへ。
- 宮田珠己「旅の理不尽 アジア悶絶編」(小学館文庫)
- 黒柳徹子「徹子の部屋2」(朝日文庫)
- 池内紀「温泉旅日記」(徳間文庫)
- 常盤新平「アメリカンジャズエイジ」(集英社文庫)
- 向田邦子「向田邦子全対談」(文春文庫)
- 近代ナリコ編「FOR LADIES BY LADIES」(ちくま文庫)
- 嵐山光三郎「日本一周ローカル線温泉旅」(講談社現代新書)
この他に肌色文庫を数冊。これは一箱用に。
「徹子の部屋2」は対談者がシブいので選ぶ。嵐寛寿郎、東山千栄子、衣笠貞之助、小林桂樹、武満徹、飯沢匡、フランキー堺、大滝秀治、水谷八重子など。
地元で本屋へ寄る。『野生時代』から西村賢太氏の日記を立ち読みする。私小説家の日記を演じていながらそれがほとんど演技なのか素なのかを問うことが無意味なくらいその身振りが身についている。1冊分読みたいな。
旅行荷物と本が詰まった鞄をさげて床屋へ。いつものごとくすぐに意識を失う。
帰宅して、洗濯と「文学鶴亀」。
とりあえず、この週末は乗り切った。