『現代』と『ポスト』の店。

 先日トップの一言で振り出しに戻った件に再度チャレンジ。今度は最初にトップのところに行き、現在スケジュールが空いている日をもう一度確認する。中1日経っただけなのに水曜日の時点で空いていた日がすでに3日も塞がっているではないか。これはもう手続きを待ってからなんて悠長なことはやってられないと現在空いているある一日を決めて「その日は絶対に明けておいてください」と念を押しておいてから関係諸氏に根回しし、スタッフ会議を開いてスタッフの了承をとった。ホッとするが、まだ日にちが決まっただけで、会場の予約やイベントの役割分担や中身などは白紙状態なのだ。先が思いやられる。


 夕方仕事で河川敷を自転車で走る。冬枯れの草が風になびく河原の土手の上を自転車に乗っているとまるで昨日観た「人のセックスを笑うな」のシーンの中に入ってしまったような気分になる。


 退勤して本屋へ。『週刊文春』を買ってから帰宅する。週刊誌はいつも本屋ではなく自宅近くのコンビニで買っているのだが、新装開店したミニストップには『週刊現代』はあるが、『週刊文春』はない。『週刊ポスト』はあるが、『週刊朝日』はない。それがこの店のポリシーなのか、経営戦略なのか。しかし、僕はそれでは困るのだ。どうも新しくなったこの店にまだうまく馴染めない感じ。


 帰宅後、『週刊文春』から「文庫本を狙え!」を読む。今回坪内さんがとりあげたのは「吉田健一対談集成」(講談社文芸文庫)。吉田健一講談社文芸文庫とくれば坪内さんが黙っていないだろうと思っていたが予想的中。昨今の二世国会議員ばやりの風潮をチクリとやっておいて吉田茂・健一親子の関係を語りつつ、3つの河上徹太郎×吉田健一対談の面白さにチラッと触れて終わる。ああ、読まなきゃ。


 岡崎武志「ベストセラーだって面白い」をちょっと読み進む。リリー・フランキー「東京タワー」はそんなにいいんですか。読んでみたいとは思っているんだけどあの白い単行本にちょっと抵抗あり。早く文庫にならないかな。もちろん全部持っている初出誌『en-taxi』で読むという手もあるんだけどね。