冬の風呂長きマクラに耐えられず。


 遅番なので8時まで寝て、朝食をとり、朝風呂に入る。


 風呂では桂吉朝「質屋蔵」を聴く。熊五郎がなんでも樽ごと貰ってきてしまうところ好きなのだが、圓生バージョンより、この吉朝バージョンの方がお茶目な感じがする。


 本屋に寄って仕事関係の本を1冊買ってから歯医者へ。前回治療を始めた親知らずはひとまず置いておいてその上の歯も虫歯になっているらしく今日はそこに手が入る。簡単に終了。


 職場でジンジャー入り烏龍茶を飲みながら野菜の煮物をおかずにおにぎりを2個食べる。


 仕事を終えて8時に退勤。サブカル系古本屋を覗くと100円棚に追加がされていた。

 「靖国」は新潮文庫に入っているが、単行本の方の装幀が好きだ。カバーを外してみるとそれがよくわかる。
 「カーヴァーズ・ダズン」は、格好のレイモンド・カーヴァー入門。春樹訳カーヴァー本ではこれが一番好きかもしれない。文庫も出ているが、これも単行本の方がいい。“ダズン(DOZEN)”が“1ダース”のことだと知ったのもこの本からだった。
 「くだものだもの」は最近ランダムハウス講談社文庫に入ったが、個人的には福武文庫の文字組が結構好きなのでダブり本だが買ってしまう。武田百合子枇杷」といった名編が入っていて内容も充実している。


 帰宅後、冷えた体を湯舟に沈める。その状態で桂吉朝「子ほめ」を聴く。自分の入院体験をネタにした長いマクラを聴いただけで大汗をかいて湯舟から出た。