塩カレー。

 朝イチで野外仕事を終えてから職場へ行き、午前中に閉め切り仕事を片付ける。


 午後からイベントがあるため弁当が出るかと思ったら、職場の食堂の食券が配られた。食堂へ行き、指定されたカレーとそばのセットを食べる。久しぶりに食べたここのカレーはしょっぱかった。辛いではなくてしょっぱいというところにこの食堂の抱える問題の根深さがあるような気がしてならない。


 イベントでは先月同様数百人を前に壇上に立って話をする。前回と同じ内容を話せばいいのだが、自分が飽きるためマイナーチェンジをしようとしてあまりうまくいかず。
 それにしても大きなスクリーンに発言者の顔や姿を大写しにするのはやめてほしいな。来場者は僕の顔を見に来るのではなく、僕が話すであろう情報を知りたいだけなのだから。

 夕方仕事を終え、本屋へ。
 昨日今日と昼飯代がういているので、ちょっとサイフのひももユルくなる。

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編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

 前者は箱入りのソフトカバー。村上氏の前書きと数編のエッセイを読む。英語の歌詞を村上氏が翻訳し、その歌にまつわるエッセイが収録されている。パラパラめくってみた感想としては、和田さんの絵がとてもいい。このアメリカの歌は和田さんが大好きなジャンルだけに気持ちが入っているんだろうな。

 後者は、黒岩さんの新刊。角川選書の棚のとろこでゲット。選書といいながらもなかなかのボリュームがあり、読みでがありそう。読むのが楽しみ。


 帰宅すると宅急便の不在票が。すぐに電話をして再配達を依頼する。ほどなく届いたのは「書肆アクセスという本屋があった」(右文書院)。早速手にとり、ざっと名前を存じ上げているかたの文章を読んだ。ほんとうにアクセスはなくなってしまったのだなと思う。


 その後、DVDで映画鑑賞。作品は「ユメ十夜」。

ユメ十夜 [DVD]

ユメ十夜 [DVD]

第一夜は久世光彦脚本、実相寺昭雄監督、小泉今日子主演。ある意味一番スタンダードな作り方かな。久世・実相寺両氏ともすでに鬼籍に入っていることを思うと感慨深い。その他、印象深かったのが松尾スズキ監督、阿部サダヲ主演の一編。個人的にはこれがベスト。期待の山下敦弘監督はちょっと主演の藤岡弘、に頼りすぎの感あり。ただ、藤岡弘、登場までの少年たちを使ったシークエンスは見事だと思う。


 今夜のBGMは、これ。これもアン・サリー嬢の選ぶ“人生の5枚”のひとつ。

JOAO GILBERTO (Aguas de Marco)

JOAO GILBERTO (Aguas de Marco)

 彼女は、このアルバムを聴いたときお経のようだと思ったとか。