つまみは本と田楽。

 午前中は比較的時間が自由になったので、懸案であったあれこれをやっつける。


 昼はクオリティー烏龍茶をいれて、弁当をつかう。


 今日は6時過ぎに退勤。古本屋と新刊書店を覗いた後に、関西うどんの看板のあるそば屋(?)に入る。カツ丼とうどんのセットを注文し、携帯本の「作家の別腹」から吉田健一「饗宴(抄)」を読む。銀座のそば所よし田のコロッケそばのくだりを読んだら、油揚と揚げ玉の入ったばかしあいうどんがカツ丼とともに出てきた。


 帰りのバスは柳家小三治「味噌蔵」を聴きながら。今日のように北風の寒い晩によく合う噺だ。単純だからアツアツの味噌田楽が食べたくなった。


 帰宅後、『yom yom』や安田敏朗「国語審議会」(講談社現代新書)や内田樹村上春樹にご用心」(ARTES)などをちょこちょことつまみ読み。

 BGMはこれ。
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【今日の洲之内徹

  • 足を濡らす(「人魚を見た人」)

 以前に書かれた「月ヶ丘軍人墓地」の続編とも言える1編。本筋とはちょっとはずれたところで出てくる藤田嗣治アッツ島最後の攻撃」への賞賛と《その後のフジタは抜殻みたいなものだ》という指摘に反応してしまう。