鬼平階段落ち。


 今日も野外仕事。今日も暑い。


 昨日より、水分補給を多めにしてなんとか乗り切る。


 退勤後、本屋へ。
 今日も『Lmagazine』は見当たらず。


 地元のサブカル系古本屋へ。
 100棚から3冊。

 山崎本は、太宰の心中相手の残したノート。文庫になってたんだ。
 小林本は20人の歌人による歌合のドキュメント。俵万智穂村弘東直子といった名前が並ぶ。この本で短歌の面白さを知るとともに、穂村弘という存在を知った。「俳句という遊び」とともに僕の岩波新書のベスト。
 「停電の日に」は、確か持っていたと思うのだが、美本が100円なのと未読なのでつい買ってしまう。


 帰りのバスでは古今亭志ん朝朗読「血闘」の続き。待ちきれぬ平蔵はひとりおまさがとらえられている屋敷の中へ。死闘の末、腰を抜かすほど疲弊する平蔵とぼろぼろになるおまさ。


 帰宅後、DVDで「鬼平犯科帳」の「血闘」を観る。1989年放映の第1シリーズ。吉右衛門鬼平梶芽衣子おまさも若いな。若かりし平蔵が子供時代のおまさに介抱されるシーンで、階段を踏み外す吉右衛門のコケの演技に感心する。


 夜、世界陸上。普段、ゴールデンタイムで登場することのない陸上関係者が慣れない解説をしているのがちょっと面白い。「絶対に越えます」と言った直後に室伏がミスをして面目丸つぶれの人がいるかと思うと、写真判定で5位が確定しているのに、「おかしいですね、4位に入ったと思うんですがね」と譲らない人がいたり。
 100m準決勝で敗れた朝原の男泣き。日本人初の9秒台はかなわなかった。オッティを例に挙げてあと12年できると言い切る織田裕二を誰も止めない。