笑う紫式部。


7時に目覚ましをセットしておいたのに、5時過ぎに目が覚めてしまう。昨晩珍しく11時台に床に就いたせいか、それともまだ時差ぼけをどこかに引きずっているのか。


 朝食を済ませ、洗濯機のスタートボタンを押してから机に向かう。

 最初は調子が出なかったが、2時間ほど集中して作業を進める。


 昼前に、一旦エネルギー切れとなる。プリンターの用紙を補充しなければならないこともあり、街へ降りてゆく。


 まずは、本屋へ。

 その他、仕事の資料を数冊。


 家電量販店でインクジェット用A4普通紙250枚入り(350円)を購入。


 久しぶりに地元サブカル系古本屋を覗いてみる。100円棚から3冊選ぶ。

メルヘン誕生―向田邦子をさがして

メルヘン誕生―向田邦子をさがして

その名にちなんで (新潮クレスト・ブックス)

その名にちなんで (新潮クレスト・ブックス)

灰色の輝ける贈り物 (新潮クレスト・ブックス)

灰色の輝ける贈り物 (新潮クレスト・ブックス)

 高島本は同僚へのプレゼントとして。クレスト・ブックスは一度も読まれていないのではないかと思うほどの美本。ともに評判のいい長編と短編集。後者は先日行ったカナダの作家だけに興味がわく。


 バスターミナル近くの蕎麦屋で昼食。
 『本の雑誌』を開く。
 坪内祐三さんの「読書日記」の見出しは《書肆アクセス加藤一雄の『京都画壇周辺』が定価で売られていたよ》というもの。坪内さんによるとアクセスに入荷したのはわずか4冊でその1冊を坪内さんが買い(アクセスのレジ後ろの棚に“ツボウチ様”という紙が挟まれた1冊があった)、その後、2冊が売れ、最後の1冊(?)を僕が手に入れたということらしい。買えたことの喜びが倍増する。
 向井透史さんの「古本屋セドロー君の午後」は、第4回に向けての外市の話。先日のウイークエンド・ワセダの時といい、向井さんの紹介文はとてもうまい。参加しているこちらが嬉しくなってしまう。そのうち、参議院選で大敗した自民党からPR担当者として引き抜かれるんじゃないかと心配になる。


 帰宅後、机に向かう。夕方、疲れて少し仮眠。

 実家から、戸籍抄本が届く。これをカナダの総領事館へ送らなければならないのだ。抄本を見ていると、自分の名前の漢字一字が微妙に違っているのに気づく。あれ、ということは生まれてこの方僕は自分の名前を間違って書いてきたということか。親も自分もこれまでずうっとこう書いてきたし、卒業証書にもそう書いてあった名前は間違いだったということ。それとも本籍が変わったときにでも写し間違いが起こったということなのかな。謎だ。

 
 相変わらず、印鑑が見つからない。だんだん手持ちの金額が少なくなる。机の引き出しから、使いづらくて取っておいた2千円札を発見し、すこしホッとする。紫式部も笑っている。