熱さも御馳走なのだ。

 
 台風の存在を感じさせる雨の降らない湿気の朝だ。


 やるべき仕事は単純なもののはずなのだが、関わる者たちがなんだが面倒くさくしているような気がしてならない。プライドと自己顕示を混同しないでほしいものだ。


 今日はゆっくり昼食をとる。封を開けたばかりのジャスミン緑茶を飲みながら。あまり普通の緑茶と変わらないや。


 職場に現金書留が届く。古書往来座の瀬戸さんからだ。前回と今回の売れ残った本を買い取ってもらった代金が入っている。うれしい。これでまた本を買ってしまうのだろうな。


 パソコン仕事を続けていたら疲労でぼうっとしてきたので退勤する。


 本屋へ。

 “上半期ベスト1”特集。


 ここ数日行きそびれていた床屋へ散髪に。また、ぐっすり眠ってしまう。


 床屋を出てとなりの中華屋で夕食。中華丼と餃子を食べた。両方ともアツアツで、熱さも御馳走なのだなと思う。


 帰宅してメールチェック。古書現世の向井さんから昨日の注文への返信が届いていた。残念ながら1勝2敗。


 『本の雑誌』を読む。坪内さん、向井さんの連載や“私のベスト1”コーナーで小沢信男「通り過ぎた人々」を挙げる南陀楼さんの談話、そしてその南陀楼がブログで推奨していた津野海太郎さんの連載「サブカルチャー創世記」も読んだ。小林信彦「日本の喜劇人」の巻末に小林信彦佐藤信の対談を載せることにした理由や晶文社の看板商品となったバラエティ・ブック誕生秘話など面白い。


 昨日に続いて丸谷才一「袖のボタン」を読む。アイルランドの小説家フラン・オブライエンの長編を読みたくなった。また、「赤塚不二夫論」における珍しくエモーショナルなオマージュが興味深い。


 テレビでアジアカップを観る。日本対UAEは前半を終えて3−0。高原の安定感は久し振りにエースと呼べるFWの存在を見せつけてくれた。


 今日のヴォーカルアルバムはこれ。

Loads of Love + Shirley With Horns

Loads of Love + Shirley With Horns